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【超怖い話 実話】記憶にない廃墟病院 長編  - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話】記憶にない廃墟病院 長編 

超怖い話 実話 長編


中学生の時の話。

その頃は家族5人で、もの凄く狭い社宅に住んでいた。

そして裏手に病院の廃墟があった。

いつも気になっていたので、ある日、妹と2人で親に内緒で侵入してみる事にした。

塀を乗り越え、病院の中に総合病院だったが、田舎なので平屋の小さい病院だ。

1階をブラブラと探検し始めた。

日もまだ高かったので恐怖感は全く無く、診察台や台の上に散らかっているハサミや色々な器具などを見て歩いた。

「全然怖くなかったねー」なんて言いながら、その晩は特に異常無し。

ところが数日後、母が押入れの布団から、たくさんの腕が伸びてきたのを見たと言った。

父と母と、まだ小さい赤ん坊の妹がいる部屋の押入れは、上は布団で下はマットで埋まっていた。


IMG_1315.jpg

その布団の隙間からびっしりと腕が

    にょきにょきと出てきたというのだ。




両親の部屋は、ちょうど病院と同じ方角にあり、そこを挟んで私たちの部屋があった。

私達姉妹は、裏手の病院の廃墟を探索した事を告げ、母に謝った。

霊感の強い人が身内にいる家系なのでそんな話は聞き飽きたのか、「ふーん」程度で済んだ。

普段妹と私は2段ベッドで寝ていたが、怖いので床に布団を並べ、母の言う通りに枕の下に刃物を入れて

塩を撒いて寝た。

すると真夜中、両親の部屋にいた妹(赤ん坊)が突然、虫がとり憑いたように泣き始めた。

いつも静かに良く寝る子なのに、変だなと思い、半寝状態で目を開けると、


枕元に白い着物を着た女が正座して座っていた。


私はとっさに枕の下に入れておいた果物ナイフを手に取り、女を刺そうとした。

しかし、それを逆手に取られ、ナイフを自分の胸に刺されてしまった。

ナイフの件は夢だと思うのだが、隣で寝ていた妹が突然私にしがみ付き、ガクガクと震えていた。

真夜中で恐怖心もあり、そのまま黙って何も聞かずに眠ってしまった。

次の日、妹に事情を聞くと、隣の部屋の赤ん坊が泣いた時に、襖をすり抜けて白い着物の女が

すっとこちらの部屋に飛んできた。

その女は私の枕元に座り、私の顔が恐怖で強張っていて、それを見て怖くてしがみ付いた・・・

との事だった。

刃物でのやり取りは見ていなかったようだが、怖すぎて夜中に打ち明ける気にはなれなかったとの事。

「皆で同じお化けを見た!」と、昔は会う人会う人によく語っていた。

最近、妹に「あの社宅の裏手にあった病院の廃墟、怖かったよねー」と言うと、

「あんな所に病院なんか無かったわよ」と言う。

今は社宅も病院も取り壊されて跡形も無いので、わざわざ調べる気にもならないが、

「恐怖体験は覚えているくせに、その病院が無かっただなんてなんかおかしくない?」

とは聞けなかった。

その無表情さが怖い。

聞くと余計怖くなりそうで・・・。


怖い話  ランキング ★★★★☆

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2018.09.24|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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