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【怖い話 実話 じわ怖】30センチぐらい切る傷 じわじわ来る怖い話 短編 - 超怖い話 実話

【怖い話 実話 じわ怖】30センチぐらい切る傷 じわじわ来る怖い話 短編

高校の時の話なんだけど、

同級生の女の子でちょっと太めの子が、

実験中にビーカーが割れて腕に30センチぐらい切る傷を負ったので、

一緒に保健室に付き添ったんだ。

IMG_1300.jpg



30センチぐらい切ってるし、血がドバドバ出て実験室はパニック。

ただ、本人は妙に冷静なんだよね。 保健室に行く道すがらも階段に血が垂れ放題で、もうキモイやら恐いやら。

で、保健室に着いて先生が洗浄すると、大した傷じゃないんだ。

いいとこ10センチ。

あれ?そんな小さい傷だったっけ?とは思ったけど、
でも破片が刺さってたりで大きな怪我なので、一応救急車を呼ぶことになった。

本人は「病院には行きたくない」とか言うんだわ。

なんかおかしいなあと思っているうちに救急隊員が到着。

しかし隊員が彼女の腕を拈ると、
「かすり傷ぐらいで救急車呼ばないでくださいよ」と言って帰ってしまったんだわ。

確かに傷は手首から肘まで30センチはあったし、保健室迄続く血のあとも本物なのに、
先生がガーゼを取ってみせると、乾いた血の中で長ーい赤い筋があるだけ。

「私、傷の治り早いんですよ」って本人は言ってたけど、
50分の授業時間内で傷が塞がるかね、普通。


その日は早退させられたけど、翌日は軽くガーゼあてただけで登校してきて、
「みんなー大げさなんだから」って笑ってた。

もともと異様に代謝が早い細胞群を持っている人はいるのだなと思った。

彼女、傷や骨折の治癒が早いのを、
「ちょっと太ってるから」って言ってた。

確かに医学的には肥満ってのは、体力や栄養素が余りまくっている状態なので、
たしかに治癒力がめちゃめちゃ高くはなるらしいけど……

彼女の渾名は、「プラナリア」「プラ子」「プラ」でした。


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2020.08.16|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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