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【怖い話 実話 意味怖】格安物件 怪談体験実話 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 意味怖】格安物件 怪談体験実話 短編

子どもも出来て、アパートも手狭になったので、

中古の一軒家を買った。

それが、築3年で庭付き駅近、

信じられないような格安物件だったんだ。

IMG_2065.jpg


友人には「事故物件じゃね?」なんて言われたけど、ご近所さんも気さくで優しいし、今時珍しいおすそ分けなんかも頂けるので俺は気に入っている。

妻は、「時々、おこげ入りの失敗作もあるのよ」なんて笑っているが。



しかし、1ヶ月程過ぎた頃から、妻の体調が悪くなり、「視線を感じる。」と怯えるようになった。

やはり、いわく付きなのだろうか?



家が立つ前は何だったのか隣りのおばさんに聞いてみると、「ああ、うちの畑だったのよ~。うちの主人がいなくなってからは、手入れも出来ないし、手放しちゃったんだけどね~。」おばさんは少し寂しそうにそう言った。



そういえば、おばさんの家族が出入りしている所は見ないな。

寂しいから、色々とうちに世話を焼いてくれるのだろう。



日曜日、相変わらず具合の悪い妻に変わり、子どもと遊んでやろうと庭に出た。

以前の住人も子持ちだったのか、小さな砂場がある。

そこで砂遊びをさせていると、砂の中から真新しいクマのぬいぐるみが出てきた。



子どもが埋めたのか?

手に取ろうとして違和感を感じ、慌てて手を離した。



胴体の部分が赤い糸で縫い直されており、びっちりと針が埋め込まれていた。



先に子どもが触っていたら…ゾッとして警察を呼んだ。



庭で必死に説明したが、あまり真剣に取り合ってもらえなかった。



「この2、3年、よくそういうイタズラは聞くんですけどね。」



そんなやり取りをしていると、隣りのおばさんがひょっこり顔を出した。



「どうしたの?」



「気味悪い人形が庭に埋めてあったんです。悪意があるとしか思えません。」



「怖いわね~。それでお子さんは?」



「え?」



「怪我とかは大丈夫だったの?」



俺は明日にでも引っ越すことを決めた。





【解説】

















主人公の俺が「気味悪い人形が庭に埋めてあったんです。悪意があるとしか思えません。」としか言ってないにも関わらず、隣のおばさんは「怪我とかは大丈夫だったの?」と言っている。

「気味悪い人形が庭に埋めてあったんです。悪意があるとしか思えません。」という発言だけでは、怪我をするという発想にはならない。

つまり、隣のおばさんは「人形に怪我の要因となる何か(針)」があることを知っていたということになる。



警察が「この2、3年、よくそういうイタズラは聞くんですけどね。」と言っていることから、おばさんは以前にもこういった行為を行っていたのだろう。

格安物件だったのもおばさんが嫌がらせをして、住人が何度も引っ越したと考えれば納得である。

おばさんはかつての自分の土地をとられるのが気に食わなかったのだろうか?



事故物件などで何か事件が起こると、幽霊のせいにしがちである。

しかし、何でも自分のせいにされて幽霊としては堪ったものではない。


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2020.09.12|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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