fc2ブログ

【怖い話 実話 じわ怖】死ぬことが決まってた 悪霊背筋が凍る危ない話 短編 - 超怖い話 実話

【怖い話 実話 じわ怖】死ぬことが決まってた 悪霊背筋が凍る危ない話 短編

私が学生時代、居酒屋でバイトしてたときのこと。

一人でカウンターで飲んでた

おじさんが席を立ち、

私の方へ来てニコニコしながら話し掛けてきた。

IMG_3608.jpg



内容は支離滅裂で、「これからは中国の時代だ。あとのことはよろしく頼むよ」みたいな。

私の両手を握りながら、とにかくニコニコ笑顔で上機嫌。

いつもなら手なんか触られたらウザイ!って思うけど、とても楽しそうに話してるので、
アハハ、酔ってるんだなこの人、と私も笑いながらうんうんと聞いてた。 それを見かけた店長に仕事を言いつけられたので、その場を離れたけど、
その人の席をチラッと見たら、ビールも料理もほとんど手をつけてなかった。

おじさんはその後、すぐに帰っていったらしい。

次の日の早朝、店長のもとに警察から電話があった。

前日の夜中に、店の近くの交差点で初老の男性が倒れており、病院に運ばれたがすぐに息を引き取った。

調べてみると、発見されたときよりもっと早い時間に、どこかで頭を打った形跡があった。

財布の中に店のレシートがあったので、「来店時になにかおかしな様子はなかったか」とのこと。

つまり、どこかで頭を強打→来店→店を出てすぐ倒れた、ということらしい。

だから言動がおかしくなってたのか。

「あとのことはよろしく」とか言ってたのも、何か意味があったのか。

あんなにいい笑顔をしてたおじさんが、すでに死ぬことが決まってたなんて。

もしあのとき私が、おじさんが頭をケガしてることに気付いてたら、

もしかしたら間に合ったかもしれない・・・

と、しばらく考え込んでしまった。


関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
2020.10.03|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます