とあるアメリカの銀行にまつわる
都市伝説。
その銀行には一般顧客向けの
融資サービスがあり、
初めて来店する人でも担保さえしっかりしていればある程度のお金が融資してもらえることで有名だ。
ある日、銀行にひとりの男が融資をお願いに来店した。「すまない、100ドルを融資してもらいたいんだが、手配してもらえるかね」。
銀行員は言った。「ありがとうございます。100ドルという小額の融資ではありますが、初めてのご融資となりますので何か担保になるものをご提供いただけますか?」
お客は少し考えて銀行員に提案した。「外に私のロールスロイスがあるんだが、それでどうかね?」
銀行員は驚いた。100ドルの金で困っている男がロールスロイスなんて本当に持っているのか!?銀行の外に出て確認すると、確かにお客はロールスロイスで銀行に乗り付けていた。
「お客様、このロールスロイスがあれば30万ドルはご融資可能ですが」。
「いや、100ドルで良いんだ」。男は銀行から100ドルだけ借りて出て行った。銀行員はロールスロイスを重役専用の車庫に入れ厳重に保管した。
6週間後、お客が戻って、100ドルと利息の3ドルを銀行に払った。帰り際にお客は言った。
「6週間、いい旅ができたよ。ありがとう」。
ロールスロイスを持っていたお客は大事なロールスロイスを厳重に保管してくれる車庫として銀行を使ったのだった。しかも3ドルという超格安の金額で。
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