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【怖い話 実話 ほん怖】涙が溢れ出した日 ほんのりと怖い話 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 ほん怖】涙が溢れ出した日 ほんのりと怖い話 短編

娘にせがまれてよく童謡を歌う。

タッチパネルに可愛い絵が描かれており、

ボタンを切り替えると、

『歌入り』と『カラオケ』の

IMG_1676.jpg


2パターンを演奏してくれる優れ物だ。

全部で20曲程度収録されており、

これまでにすべての歌を何度も歌っていた。

ある晩のこと

『大きな古時計』を歌ってあげていたのだが、

「天国へ昇るおじいさん、時計ともお別れ…」

の部分を歌っていると、

これまでに感じたこともないほど

強烈な悲しみに襲われ、涙が溢れ出してきた。

呆然とする妻と娘。

これまでに何度も歌ってきたのに

こんなことは初めてで、

自分でも訳が分からなかった。

それから数日経ったある日のこと、

我々の住んでいるアパートの2階の角部屋で、

お年寄りが孤独死していたことが判明。

警察が訪ねてきて、

数日前に亡くなっていたらしいのだが

何か気が付いたことはなかったか、

と妻が問われたらしい。

詳しい時間を聞くと、

どうやら俺が感情を爆発させて

涙が溢れ出した日の時間帯とほぼ一致。

恐らく、誰にも看取られることなく

天国へ旅立ったおじいさんの悲しみが、

歌を歌う俺の心に作用したのかもしれない。

それ以来何度か歌っているのだが、

こうしたことは一切起こっていない。



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2016.08.31|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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