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【怖い話 実話 事件】死体の売人 世界の怪事件・怪人物 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 事件】死体の売人 世界の怪事件・怪人物 短編

※(エジンバラは、スコットランドの首都。

スコットランドは独立国家ではなく、

北アイルランド連合王国(イギリス)を

構成する国の一つである。)

IMG_1348.jpg


▼ウイリアム、死体販売を思いつく

1827年、イギリスのエジンバラの、

ある街の片隅に「タナーズ・クローズ」

というさびれた安ホテルがあった。

ホテルの主人はウイリアム・ヘアという男である。

だがウイリアムは、このホテルの

主人になってからの年月はまだ少ない。

このホテルの以前の主人は、病気で亡くなっている。

だが以前からウイリアムと、ここの奥さんはいい

仲になっており、ホテルの主人が死ぬと、

ウイリアムはすぐにこの奥さんと結婚し、

ホテルも女も手に入れていたのだ。

そして、このホテルに泊まっているお客で

ジョン・バークという男がいた。職業は靴屋であるが、

住所不定のようなもので、

このホテルに長期滞在しているというよりも、

もう、このホテルに住んでいるようなものだった。

愛人も一緒にここに住んでいた。

ウイリアムとジョンはずいぶんと仲が良かった。

ホテルの主人とお客という立場であったが、

長い間このホテルに住んでいるジョンは、

すでにここが自分の家のようになっていたのだ。

しかしある日、このホテルで事件が起きた。

宿泊客の1人が部屋で死亡しているのが

発見されたのだ。このお客も何泊もしている

ようなお客で、料金はまだ支払っていない。

その上死亡されたのでは、ホテル側としては

損失以外の何物でもない。

このお客は身寄りのない独身者であった。

死亡事件処理が一段落した時、ウイリアムは、

ふと思い立った。

「このまま棺(ひつぎ)に入れて、

親切に埋葬してやったって、

こっちには1円にもならねえ。この野郎、

宿泊料金も払わねえで死にやがって。

それよりも、大学の医学部で死体を買ってくれるという

話を以前、誰かから聞いたことがあるな。

ダメで元々で、一応連絡してみるか。」

この当時のイギリスでは死体の解剖は法律で

禁止されており、大学教授や医学部では

解剖用の死体を欲しがっている状況だった。

医学部といえどもなかなか死体を手に入れるのは

難しい時代だったのである。

ウイリアムは、エジンバラ大学医学部教授の

ロバート・ノックス教授に連絡を取り、

死体を売りたいと話を持ちかけると、

教授の方はすんなりと合意してくれた。

「これは儲けになる。」と喜んだウイリアムだが、

1人で運ぶのは困難だ。ウイリアムはジョンに

話を持ちかけた。

「死体を運ぶのを手伝ってくれたらお前にも分け

前をやるぜ。」と、事情を説明するとジョンも

すぐに乗ってきた。

2人は荷車に死体を積み込むとすぐに出発し、

ノックス教授の家を訪ねると、

驚くほどあっさり交渉は成立した。

教授は死体を7ポンド10シリングで買ってくれた。

この死者の未払いの宿泊料金を引いてもまだ

4ポンド余る。


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2016.09.23|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(1)トラックバック(0)Edit
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2016-09-25 08:29 from -

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