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【怖い話 実話 不気味な話】覗き込んでいる 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 不気味な話】覗き込んでいる 長編

後輩は、某コンビニの深夜バイトをしていた。

そのコンビニは、深夜になるとかなり暇になるらしい。

後輩はいっしょにバイトしている先輩と、いつも

バックルームでのんびり漫画など読んで過ごしていた。

IMG_1827.jpg


ある日のこと。

いつもと同じようにバックルームで

お菓子を食べながら、後輩は先輩と

駄弁っていた。

仕事と言えばたまにモニターをチェックするくらいである。

モニターは画面が4分割されていて、レジ2箇所、

食料品棚、本棚を映している。

ふと見ると、本棚のところに女の人が

立っているのを後輩は見つけた。

腰まである異様に長い髪をした女の人だ。

「おかしいな、チャイム鳴らなかったぞ」と

先輩はいぶかしむが、たまに鳴らない事も

あるので、さして深く考えず二人はまたしゃべり始めた。

しかし、である。

いつまで経っても女の人は動く気配を見せない。

本を読んでいるのかと思えば、何も手にしていない。

ひたすらじっと本棚を見つめているだけである。

「おい、こいつ万引きするつもりなんじゃないか」先輩が言った。

どことなくおかしな雰囲気のする女の人である。

後輩もその考えが浮かんだところだったので、頷いた。

二人で挟み撃ちすることにして、バックルームを出る。

先輩はレジ側から、後輩はバックルームへの

出入り口から本棚へ向かう。

いざ本棚へ到着してみて、二人は首をかしげた。

そこには誰もいなかったのだ。

おかしい。

絶対挟み撃ちにしたのに・・・。

すると、トイレのほうから水を流す音が聞こえてきた。

何だ、トイレに入っていたのか。

おかしな人だな、と思いつつ二人はすぐバックルームへと戻った。

しかしモニターを見て、二人は初めてぞっとした。

さっきと全く変わらない立ち位置で、

女の人が本棚を見つめていたのだ。

早い。

早すぎる。

トイレからそこへ向かうのと、

バックルームへ戻るのとでは明らかに

こっちの方が早いはずなのだ。しかも、

なんで同じ格好で本棚に向かってるんだ?

もしかして、モニターの故障では。

顔を見合わせ、頷きあって二人はもう一度、

バックルームから挟み撃ちの隊形で本棚へと

向かった。すると、また女の人はいない。

冷や汗がにじむのを感じながら、

今度は何も言わずに二人はバックルームへと戻った。

無言で、しかし真っ先にモニターを確認する。

「あ、いなくなってるぞ・・・」

先輩が呟いた通り、モニターからは

女の人の姿は消えていた。

後輩の心中にほっとしたものが広がる。

よく確認しようと、先輩の横に顔を乗り出した。

その時。

「待て、動くな」

先輩が突如、押し殺した声を出した。

は?と思ったが反射的に従う。

二人、モニターを覗き込んだ格好のまま固まっている。

「いいか、絶対に今振り向くなよ」やはり先輩が

押し殺した声で言った。

何でだろう、と思った後輩だが、

モニターをじっと見てそれを理解した。

本棚を映すモニターには確かに何もいない。

しかし右上に設置されているモニター、

つまりレジを映しているモニター。

そのレジの後ろのバックルームの中を

覗き込んでいる女性が映し出されていた・・・。


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2016.10.28|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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