【怖い話 実話 洒落怖】腹切り地蔵 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 洒落怖】腹切り地蔵 長編

私の住んでいた田舎は県境にあるため

昔から他県との小競り合いが多かったらしく

地名にも赤芝(芝が血に染まった為)

や生捕(武将を生け捕りにした為)

IMG_2279.jpg

など血生臭い由来が残る、そんな場所でした。

今回はそんな場所で体験した

私の洒落にならなかった出来事を

書きたいと思います。

鎌倉中期に甲斐源氏として

関東一帯に隆盛を誇っていた

名将安田義貞の切腹した場所である

腹切り地蔵は文字通り上半身より上が

無い地蔵が安置してあります。

その地蔵もいわく付きで当初は安田義貞の

霊を静めるため普通の地蔵を

安置していたのですが

次の日には上半身が削り取られ、

上半身が無い地蔵が安置されていたと

言う伝説が残っています。

当時酷い霊障に悩んでいた私は

知り合いの霊媒師に色々と

相談をしていたのですが

うすうすヤバイと感じていた

「腹切り地蔵って実はどうなの?」

みたいな事を軽い感じで訪ねてみました。

するとその霊媒師は真剣な顔で

「あそこの裏山にある墓から腹切り

地蔵までが霊道になっている。

昼でも500人以上の霊が集まる。

夜はとても数え切れない。

特に深夜2時以降は悪霊も集まるので

興味本位や冷やかしであそこには

近づいてはいけないよ。」

と言われました。

其処は見通しも良く決して事故など

起こりそうに無い場所なのですが

不可思議な交通事故が絶えません。

民家も近くに殆ど無く薄気味悪い

場所と地元では有名です。

過去に何度かお払いもやってるようですが

効果は無いようです。

私にはその場所(腹切り地蔵)のすぐ

近くに住んでいる友達がいるのですが

夜の10時くらいに遊びに行ってしまったのです。

当然泊まるつもりだったのですが

急用が出来て深夜2時くらいに

帰らなければならなくなってしまったのです。

友達には引き止められました。

何故なら帰るには腹切り地蔵前を

どうしても通らなければならないからです。

「お前は霊感があるから通らない方が良い。」

しかし急な用事のお陰で

無理をして帰る事にしてしまったのです。

後の恐怖も後悔も知らずに。

私は車に乗込みエンジンをかけました。

夏なのに酷く肌寒い。

腹切り地蔵周辺は街灯等が殆ど無い場所なので

頼りは車のヘッドライトだけ。

まだ地蔵に差し掛かる前だったんですが、

どうも嫌な感じがしたんです。

「空気が違う…?」

ねっとりとした気配を感じるのです。

既に髪は総毛立ち、六感が敏感に

警報を鳴らし続けます

「誰か見ている!?」

視線!?

私は気配を感じる方向に目をやりました。

その時の私の心境をどう言葉にすれば

良いのでしょうか?

何故なら道下のガードレールの

隙間から人が大勢見ているのです。

私を見ているのです。

ガードレール下の隙間に

「顔、顔、顔、顔、顔、顔……。」

私の車が其処を通りすぎると

顔は動かさず目線だけで無表情の顔が

目だけで追うのです。

私を目だけで!

恐怖、恐怖、恐怖、恐怖……!!!

私は押し潰されそうな恐怖の中車を走らせ

ついに腹切り地蔵前に差し掛かりました。

その瞬間!!

地蔵脇から子供の靴が片方だけ

道路に転がってきました。

転がってくると言うより放り投げられた

と言った方が正しいかも知れません。

赤い子供用の小さな靴。

私は絶叫していました。

その後何とか家にたどり

着いた私はその事を友人に話したのですが

其処で子供や大勢の人が死んだと言う

実例は近年ありませんし

ガード下は高い段差になっているので

人が其処から覗くことは不可能だと

言われました。

しかしガード下の隙間には沢山の人が

私を見ていました。

そして道端に転がってきたのは

間違いなく子供の靴だったのです。

私は一体何を見たのでしょうか…。


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2016.11.30|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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