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【怖い話 実話 不気味な話】心霊体験はまだまだ続く 信じられない話 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 不気味な話】心霊体験はまだまだ続く 信じられない話 長編

私の大学の友人Oは昔からいたずらっ子だった。

座敷の掛け軸にクレヨンの色を加えて

オリジナルアートにしてみたり、ガラスの花瓶を

ろうそくの火であぶって真っ黒にしたりと、

IMG_2387.jpg


ハタ迷惑だが、まぁつまり知的好奇心いっぱいの

子供だったのだ。

少なくとも当人に悪気はまったくない。

Oが小学校に上がったばかりのある日のこと、

曽祖父の法要が彼の自宅で行われた。

親戚一同が集まり、厳粛とした空気の中で行事は

とりおこなわれた。

同年代のいとこたちなども集まったが、

Oは大勢で遊ぶのが苦手なタイプだったので、

彼らの遊とのびにはまったく興味を示さなかった。

ただ一つ、幼いOの心を捕らえたものは…

ポック ポック ポック ポック、、、、

そう、木魚である。Oは寺の住職が納経の間に刻む、

その妙なリズムのとりこになっていたのである。

(ぼくも叩いてみたい!)Oは激しい行動欲にかられた。

しかし(おそらく怒られるだろう)その程度の判断は

できる年齢になっていたのだ。

(そうだな…みんながお座敷からいなくなるまで待とう)

Oは大人たちの隙を伺うことにした。そして、

Oの願いが曽祖父に届いたものか、ついにその

チャンスがやってきた。

墓参りに行くために全員が席を立ったのだ。

もちろんOも参加せねばならないので、

親に連れ出されたが、「おトイレ」とうまく抜け出して、

仏前に戻ることができた。

ついにその瞬間がやってきたのだ。

ポック ポック ポック ポック、、、

住職と同じリズムを刻んでみた。

欲求が満たされてゆく快楽をOは感じた。

しかし、もちろんこれだけでは収まらなかった。

ポックッポクッポックポック、、、

ポクポクポクポクポクポク、、チーンチーン

ポクポクポクポクポクポク、、、

チーンチーンチチーンチーン、、、

破目をはずしたOは、木魚を叩きまくった。

心の命ずるままに。

ところが…

「これ!遅いと思ったら、なんてことしてるの!!!」

やっぱり母親に見つかってしまったOであった…。

母親によって見つけられたOは父親の前に引き出され、

以前からのいたずらの数々も含めて、たっぷりと叱られた。

元々ある程度叱られることは

覚悟をしていたOだったので、

さほどはこたえなかった。

その様子を見たのか、彼の父は最後にこう言った。

「おまえ、罰が当たるぞ」

夜…

法要やその後のゴタゴタも終わり、客がみな帰った時、

退屈で疲れ果てていたOは既に寝入っていた。

母が運んだものか、起きた時には部屋のベッドの

中にOはいた。

起きたと言うよりも、厳密に言うと何かの気配に

起こされてしまったのである。

Oは初め、母が自分の様子を見に、

階段を上がって来たのだと思った。

足音がゆっくり上がってくる。

ところが、足音は中途で止まった。

(あれ?止まった…?)

半分寝ぼけながらもそう思った瞬間、

彼の身体を電気が走り、指一つとして動かせなくなった。

生まれて初めての金縛りに遭ったのだ。

そして

 チリ~~~ン

透るような鈴の音が階段から響いた。

チリーーン

チリーーーン

チリ~~ン

鈴を手にした気配の主は足音もなく、

だが確実にOの部屋に近づいてきた。

一歩一歩階段を踏みしめているようだ。

そのくらいの速度だった。2Fには他にも部屋が

あったのだが、Oは確信していた。

(ばちだ!ばちがあたったんだ!くる!くる!くる!)

階段を上がりきり、鈴の音はOの思ったとおりまっすぐ

彼の部屋に向かってきた。

ちり~~ん

鈴の音は、彼の部屋の前で止まった。

もう一度、部屋の前で鈴が鳴った。

そして、鈴の音の主はドアを開くこともなしにOの

部屋への侵入に成功した。

透き透ったのである。

(本物だ!本物だ!でた、でた、でた、こわい、こわい!)

金縛りのため、Oは身動き一つとれない。

目は動くけれども、どういうことか、

つぶろうという気にはならなかったという。

幽霊は、小学一年生のOより、さらに小さく見えた。

ぼんやりとした光に包まれている。

序序にベッドの方へと近づく。ベッドの正面まで

来たとき、その姿がはっきりと見えた。

幽霊は、、、小さな女の子だった。

腰近くまでの黒髪、かわいらしい

和服…一瞬だけでは日本人形と見分けがつかない。

いや、むしろ生きた人形だったのかもしれない。

もちろん怖かったが、Oはその幽霊の姿に

魅入ってしまった。

しばらく…と言っても4.5秒だが静寂が続く。

チリ~~~ン

最後の鈴が鳴り、女の子の幽霊は闇にかき

消されるようにして消えた。

金縛りが解けたOは、眠ることもできずに、

そのまま朝まで布団にもぐりこんで震えていた。

朝が来て、Oは家族に真夜中の出来事を話した。

もちろん誰も信じてはくれなかった。

「罰があたったんだよ」

その一言で全て片付けられた。

果たして、あれは幻だったのだろうか。

先祖の霊が少女の姿を借りて、

彼を戒めに訪れたのだろうか。

その後—これほどの出来事にも関わらず、

彼のいたずら好きは一向に変わる様子を見せなかった。

翌年の祖母の法要の時、

彼はまた似たようないたずらをはたらく…。

その晩は誰もいないはずの仏間から読経が聞こえたと言う—

そして、Oの心霊体験はまだまだ続く。

これらは全て実話である。


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2016.12.29|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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