【怖い話 実話】不気味な紙人形 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話】不気味な紙人形 短編

これは私が小学校5、6年

だった時の話です。

実話かどうかは確認しようがない

状態なのでなんとも言えません。

IMG_1348.jpg


その当時、ビックリマンチョコが流行っていてよくシールの交換を

する仲間内の一人が友人のO君だった。

O君はゲーム機をたくさん持っていてPCエンジンから

ツインファミコンまで物凄い数のソフトがあったので、遊ぶ時は

大概O君の家に集まった。

O君の家にはおばあちゃんと父親の3人暮らしで、おばあちゃんは

常に家にいたのを覚えています。

その日、いつもの様にO君の家に遊びに行くと、いつもは何人か

溜まっているのにその日は誰もいませんでした。

いっつも居る人間がいないのはなんだか不思議な感じでしたが

「コウイチ(当時の私の親友です)来てないの?」と聞くと「うん、

まだ来てないけど後で来るってよ」と言われたので中で

待つことにしました。

その当時、O君はファミコンのくにおくんシリーズに夢中で、

その日もそのソフトをしていました。

私はくにおくんシリーズは苦手だったので一番強い

リュウイチ、リュウジをハンディとして使っていたと思います。

それでもすぐ死んでしまうので、その後はずーっと待ってる

だけになってしまいます。

それから1時間くらいしてもコウイチは来ませんでした。

相変わらずすぐに死んでしまうので後は待つだけになります。

暇だ、暇だ、コウイチ早く来ないかなぁと思いながら、

普段は見ようともしないO君の部屋を見回したりしました。

そんな時、前から外れかけていていた、ジャッキーチェンの

ポスターが気になりました。

セロテープで貼ってあったため4隅とも乾燥してしまっていました。

セロテープは机の上にあるので勝手に貼り直そうと思い、

四隅の乾いたセロテープを外すと「バサッ」と重力で

勢いよくポスターが落ちました。

その瞬間私は凍り付きました。

なんとそこにはお札が貼ってあったのです、それも大きく

オレンジ色でいかにもな感じのお札だったので

私はゾッとしました。

しかし、O君は動じませんでした。

「あっ、落としたのちゃんと貼っといてね」とまったく気に

していないのを見て益々不気味さを感じました。

それでも何か言わなくちゃいけない気がしたので、

ポスターを貼りながら「これ本物?」と尋ねました。

「ああ、たぶんね。」とそっけない返答が戻ってきました。

私は震えている手でポスターを貼り終えました。

それと同時くらいでしょうか、O君もファミコンに飽きたのか、

「バチン」とソフトを抜いて「ふぅ~」と息を抜きました。

すると突然「面白いもの見せてあげようか?」

とO君の方から言い出しました。

私も会話に詰まっていたので「うん」と返事しました。

そうするとO君は別の部屋に行きました。(O君の部屋は

離れみたいになっているので独立していました。)

そしてすぐに20センチくらいの箱を持って戻ってきました。

これ見てみと言うと、O君は箱を開けました。

中にはまたしてもゾッとするものが入ってました。

ヒト型と言うんでしょうか、紙で作られた人形でした。

「な、なにこれ?」震える声で聞きました。

「良くは知らない。でも俺の代わりになるらしい」

とO君は言いました。

もう私は帰りたくて仕方ありませんでした。

しかし、O君は続けました。

「あのさぁ、俺きっと18歳までに死ぬと思う」と言い出しました。

私はパニックです。

でもあまりにも淡々と話すので、帰りたくても帰りを

切り出せず「なんで?」と気のない返事をするのが

せいぜいでした。

「母さんが迎えに来るらしい・・・。」

もう私は何がどうなってるのかさっぱりわからな

いくらいパニックになっていました。

「へ~。そうなんだ」などの気のない返事しかできませんでした。

O君はまだ続けます。

「俺が5歳の時両親が離婚したんだ、その離婚の理由は

きっと母さんの病気(今思うに精神病だと思う)

が原因だったと思う。

母さんよく大騒ぎしてたの覚えてるよ、なんでも

壊しちゃうんだ。それで俺は父さんとばあちゃんとここで

暮らすことになったんだ。そしてその半年後に母さんは

死んじゃった・・・。それからなぜか毎年お払いを受けるように

なったんだよね、初めはどうしてかわからなかったけど父さんの

タンスから偶然手紙を見つけてからその理由がわかった。

それは母さんの手紙だったんだけど、『Oが18才になったら

返してもらいに行きます』って書いてあったから、きっと

母さん迎えに来ると思う。そうさせないようにって父さんは

俺の身代わりにこの人形を毎年貰いに

行ってるんだと思う・・・。」

私はそれ以上何も言えませんでした。

もう帰りたくて仕方なかった。

するとその時「O君~」と外で叫ぶ声がするコウイチだった。

それ以来O君の家に行くのが嫌になった。

なんかあの時の不気味さがトラウマになってしまったからだった。

そしてO君とも疎遠になった。

中学は別の中学に行ったのでO君の

こともすっかり忘れていました。

今年に入ってコウイチから連絡が入りました。

たわいもない昔の話に華が咲いていたのでフッと

O君の話を思い出しました。

それで聞いてみました。

「あのさぁ、Oって元気してんの?」と聞くと、

コウイチの声のトーンが急に下がって「ん、うん、

Oは・・植物状態なんだよ・・」聞くと高校3年の時に

いきなり倒れたそうです。

O君が突然こうなったのは偶然かもしれません。

そればっかりはO君の意識が戻るのを待つしかありません。

これで私の話は終わりです。

なにぶん実話であるのと記憶が古いせいか曖昧な

部分もありますが、今でもあのオレンジのお札と

不気味な紙人形の形だけはハッキリ覚えています。


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2017.02.13|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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