【怖い話 実話】日本海にサーフィンに行った 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話】日本海にサーフィンに行った 短編

去年の今頃、先輩と二人で日本海にサーフィンに行った。

一応、フル装備で行ったが、

水温が予想外に冷たく、

『寒い』と言うより『痛い』だった。

IMG_1380.jpg


俺と先輩はサーフィンを断念し、カニでも喰いに行こう!と、

近くのカニ鍋を出してくれる民宿に泊まる事にした。

風呂で暖まった後、夜の海が見える部屋で酒を

飲みながら喰うカニ鍋、最高だった。

二人ともほろ酔いになりかけの頃、先輩が「おいおい!

こんな時間に波乗りしてる奴おるぞ!」と。

俺は「んな阿保な!」と言いながら海を見た。

すると、確かに、海にポツンと白いスエットスーツを

着た奴がいる。

しかし時間はすでに夜の10時を回っている。

「あいつ、何してんすかね?」と俺は言った。

先輩はその『白い奴』をジーっと見つめたまま黙っていた。

俺は「あいつ寒くないんすかね?っつーか、

暗くて波見えんっしょ?」と言った。

その時、先輩が、その『白い奴』を見ながら

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アアア!」と

気持ち悪い声を出しはじめた。

俺は何のギャグだ?と思い、先輩を見た。

先輩は一点(白い奴)を見つめながら、

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アアア!」と不気味な

声を出し続けた。

俺は先輩に「いやいや、何の真似っすか?」

と聞いても返事どころか、その奇声をずっと

出し続ける。

俺は訳がわからず、とりあえず先輩の両肩を揺すり、

「ちょっ!先輩!」と言うと、先輩は「ギヒィィィィィ!」

みないな甲高い声を出す。

泡を吹きながらその場に仰向けに倒れた。

俺は急性アルコール中毒かと思い、慌てて誰かを

呼ぼうとした、その時、「キィーン」と、凄い高い音と

共に頭痛がした。

頭の中で鉄琴を叩かれたような高い音。

俺は頭を抱え込み、うずくまった。

その音が段々と高くなってくる。

そして頭の中にその高音と共に、凄く低い男の声で

「おーーーい・・・おーーーい・・・」と聞こえてくる。

俺は頭を抱えながら何気に窓の外を見た。

するとさっきの白い奴が海の上(海面)に立ちながら

気持ち悪い動きをしながら、こちらに歩いている。

まるで全身の骨が折れたような操り人形のような

人間とは思えない動きで少しずつこちらに歩いていた。

俺は本能的に「ヤバイ!」と思い、とっさに卓上の

食器やコップを壁に蹴りつけた。

「ガシャーン!!」

食器などが割れる音に気付いた民宿の従業員が

駆け付けてくれ、それと同時に頭痛が消えた。

先輩は気を失っていた。

民宿の従業員はすぐに救急車を手配し、

駆け付けた救急隊員に「食中毒の恐れがある」と

言われ、先輩と一緒に俺も救急車に担架で

搬送された。

救急車の中で隊員に「何か生の物を食べたか?」

とか色々聞かれ、ありのままの事を答え、

海に変な白い奴がいた事も報告した。

すると、三人いた救急隊員は何か気まずそうな

雰囲気を出し、しばらく沈黙が続いた。

そして一人が「・・・今年も出たかぁ・・・」

と小さな声で呟いた。

俺は何だか恐くなって、それ以上は聞けなかった。

でもあの白い奴が悪いものであることは確かだ。

ちなみに先輩はその後元気です。

あの時のことを聞いても本人はまったく

覚えてないとか・・・。


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2017.02.17|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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