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【怖い話 実話 洒落怖】某大震災の後 洒落怖にならない怖い話 短編

某大震災の後、

家の荷物を置くためにアパートを借りた

震災で倒壊した家からは少し離れてはいたが

6畳x2、トイレ、キッチン付き、

IMG_1813.jpg


駅から徒歩5分で3万円という破格の値段だった

地震後のボランティア価格で出される物件も多く

風呂も無く築30年以上たっていたので

その価格に納得していた。

仕事場が近いこともあって、俺だけがそこに一人暮らし

初めてアパートに入ったときから

「奇妙な気配」はあったのだが

その日はとくに強かった

TVを見ながらもちかえった書類を片付けていると

玄関を開ける音がして足音が近づいてきた

どうやら隣の部屋に入ったようなのだが・・・・

家族の誰かが荷物を取りにきたのだろうと

無視していたが

蛍光灯をつけた気配が無い

そのまま何かを探すような音は続いている

じわじわと恐怖が心の中を広がる

焦りのためノドが渇いてきたのだが

その部屋の前を通らないとトイレにも

台所にもいけないので

湧きあがる恐怖を打ち消して

台所に向かった

音のする部屋にはだれも居なかった

すぐにでもアパートを飛び出したかったが

こんな現象は初体験のオレは

気のせいということにして

そのままコンビニに酒を買いに行った。

アパートに帰ると

点けていたはずの電灯やTVが全て消えていた

蛍光灯のスイッチを入れてもまったくつかなかったのだ

部屋の電気、TV・・・

この2つしかつけていなかったのに

ブレーカーが落ちていた

それからも怪現象を無視する

日々がつづいたのだが

ある日、いつものように玄関を

開けて足音が近づいてきた

いつものように隣の部屋で

止まるかと思っていたが

足音はそのままオレの居る部屋の

ドアの前まで来たのだった

キイィィ

ドアのきしむ音がする

部屋の外から蒸し暑い空気が

流れ込むのがわかる

TVはバラエティー番組をやっていて

お笑い芸人のバカな笑いが響いていたが

オレの周りには張り詰めた空気がただよっていた

意を決して振り返ると・・・

ダダダダッと、走り去る足音が聞こえた

ちびりそうなくらい怖かったが

空き巣だったら危険だと思いなおして

玄関の鍵を確認に行った

空き巣ではなかったようだ・・・

部屋に戻って怖さのあまり酒を

あおりながら仕事を続けたが

玄関を開ける音、近づく足音は

ずっとやむことは無かった。

いまはアパートを引き払って、

建て直した家に住んでいるが

そのアパートを引き払うときに

管理人さんが言った言葉が忘れられない

「ココ最近ではアンタが一番長持ちしたね・・・

荷物置きって言うから貸したんだけど、

実際に住むとは思わなかったよ」

すいません、

この部屋っていったいなんだったんでしょうか・・・・


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2017.03.16|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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