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【怖い話 実話 心霊・怪談】幻覚だったと思う事 信じられない話 長編

私が小学六年生の頃、とても仲がいいSという友人がいました。

遊ぶ場所はだいたい彼のアパートで、その日も彼と、

他の友人三人くらいと一緒に当時流行っていた

ゲームなどで遊んでいました。

IMG_2664.jpg


そうして遊んでる途中、Sは思い出したように

「しばらく家では遊べないかも」と言ってきました。

どうやら、近々同じ市内の違う場所に作った

一軒家に引越しをするそうで、

色々と準備をするそうです。

とは言ってもSは準備を家で手伝う気もないようなので、

引越しの準備が済むまでは外で遊ぼうか、

という事になりました。

その日は引っ越し先の家の場所を聞いて、

解散。

その日の夕食、両親にその事を雑談程度と

して話したのですが、母から少し気になることを

聞きました。

どうやらSが引っ越す先は、以前、

火事で何人かが亡くなった一軒家が

建っていた場所だそうです。

私はまだ幼かったのでそういう近所の事に

あまり興味がなかったのですが、

どうやらそれは有名な話で、Sの両親も

知らない筈がないとかなんとか。

まあSの両親は見た目がヤンキー

上がりっぽい人だったので、

そんな事は気にしなかったんだろうな、

と思いました。

わざわざそんな事をS本人に言う必要もないかな、

と思ったのでその事は言わず、

私はSが引っ越した後もSの家で

変わらず遊びました。

そして何年か経って私たちは中学三年生に

なったのですが、私はその頃から、

Sとその友人の二人にイジメを

受けるようになりました。

明確な理由は今でも分からないですけど、

多分、くだらない理由でしょう。

とにかく、イジメを受けて、

私はSが大嫌いになりました。

「復讐をしてやる、殺してやる」などと・・・

今思えばとても物騒な事を考えていたものです。

結局、私は臆病だった為そんな事は出来ず、

今問題を起こせば高校進学に影響する、

なんて事を言い訳にして、

イジメには決して報復もせず、

そのまま中学を卒業しました。

高校では私をイジメていたSを含む

三人もおらず、彼女も一時とはいえ出来た

事もあり、とても充実していました。

そんなある日、私はSの家が少し前に全焼し、

Sの家族が死んだという話をLINEを通して

元クラスメイトの友人から聞きました。

それは私にとってはとても笑える冗談だと

思いましたが、友人曰く本当の事らしいです。

気になって長らく近づいてすらいなかった

Sの家があった場所に行くと、

そこには本当に家がありませんでした。

そしてその場所の中心に

変な女の人がいました。

全身にたくさん赤いベルトを巻いていて、

凄く不気味でした。

女の人は私に向かって、

「あなたのために燃やしてあげたよ」

と言って、本当の意味で煙のように

消えてしまいました。

あの人がなんだったのかはわかりません・・・。

あの人がSの家を燃やし、それ以前の

一家の家を燃やしたのかもしれません・・・。

Sが死んだ事は素直に嬉しかったですが、

私をいじめていた残りの二人がどうなるか。

二人が死んだとしたら、あの女の人は

また私の前に現れるのか。

それだけが、今はとても怖くて仕方がないので、

あの女の人はただの

幻覚だったと思う事にしています。


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2017.03.19|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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