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【怖い話 実話 心霊・怪談】 信じられない話 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 心霊・怪談】 信じられない話 長編

ちょっと皆に聞いてもらいたくて、

2年前に私が体験した話を書きます。

場所は四国、地名は伏せさせてください。

私はソロテント泊が好きなんですが、まだまだ初心者で

IMG_2089.jpg


当時はテント泊も友人と数回したぐらいでした。

春の5月GWが終わった翌々週で人出も一段落

ついたころを狙い、念願のソロテント泊に出かけました。

私は人一倍怖がりなのですが、その週は好天が続き、

木漏れ日が気持ちよくサクサクと落ち葉のクッションを

楽しんでいました。

すると道端にある、赤い物が眼に飛び込んできました。

それは赤いパンプスで、きれいに並べて置いてありました。

それは山道にはあまりに不自然でした。

見た瞬間「これはマズい」と直感的に思いました。

だってそこは登山口から2時間ほどの谷筋で周りに

人家も無いため、明らかに自殺だろうと推察できました。

それで、ゆっくりと木の上を見上げてみると、

その靴の主と思われる人がぶら下がっていました。

「ああ、これで今回のテント泊はダメになったな」と思い、

とりあえず警察に連絡することに。

しかし、谷間なので携帯はつながりません。

迷ったのですが10分ほどで尾根に出るので、

そこから試してみる事にしました。

今思えばそれが分岐点だったと思います。

なるべく見ないようにしてその場を立ち去ったのですが、

ふとこれはホントだろうかと、もう一度確認するため、

振り返ってみました。

怖さを慣らす目的と怖くないぞと自分に見栄をはる、

そんな気持ちだったと思います。

10mほど離れていたのですが、

ちょうど木々の隙間からソレは見えました。

その主の顔はこちらを向いており、

まるで私を直視しているようでした。

「ありえない」

発見した時も下を向いていたし、普通、下を向くハズ。

なのに、直立したようにこちらを見ている。

「たまたまだ」

まだ、午前10時過ぎぐらいだったので、

気持ちにもまだ余裕がありました。

携帯が繋がらないとどうしよう・・・と、

一抹の不安がありましたが、無事尾根から

警察に連絡がつきました。

場所を伝え、警察はすぐに来てくれるとの事。

これで一安心とそこで休憩をとり、

状況説明もしないといけないため、

警察が来るまで待っていることにしました。

2時間待つのは苦痛でした。

「あぁ、登山口に戻ってたらよかった」と

後悔するも、あそこを通って帰る勇気は

ありませんでした。

先ほどの女性の顔が浮かんできてしまうのでした。

長髪で髪の間から白い肌が見え、

眼はうっすらと開いているようにも

閉じているようにも感じました。

赤い口紅を塗った口からは、

舌がだらんと突き出し、

まさに喉から絞りだされたようでした。

明るい日差しだけが救いでした。

連絡をして用意をして現場まで3時間はかかるな、

と計算しながら、今か今かと警察の到着を

待っていたのですが、なかなかそのような

気配がありません。

3時間30分を過ぎた頃、もう待てないと意を

決して近くに戻ってみようとした時、

携帯に警察から着信が入りました。

「君ね、現場にはなにも不審なものは

無かったよ」と冷たく言われました。

どうやら警察は意外と早く現場に

到着していたようでした。

なにも無かったのですぐに引き返し、

登山口から連絡しているとのこと。

「えっ」と思い、警察が発見できなかったという

事実より、一緒に戻ろうと思っていた

期待が裏切られたことにショックを受けました。

「尾根にいるからと伝えていたのに」

と警察に腹を立て、帰ろうと思ったのですが、

先ほどの顔が浮かんで来てしまい、

躊躇してしまいました。

「今度もまたこっち向いていたら・・・

いやいや、もしかして本当に

無かったのかも」

「いや、見たのは間違いない、

警察はなぜ発見出来なかったといったのだろう」

私は自分が見た事を信じ、それはある、

と仮定しました。

下山するにはその場所を通らないといけない。

日が傾きつつあるあの木々が繁る道を歩く。

今から登ってくる人はいないから人には

出会わないだろう。

もし、今から登ったら見晴らしの良い稜線道で、

1時間でキャンプ地に着くし、

そこには誰かいるかもしれない。

いなくてもあそこを戻るよりは怖くない。

明日になれば、誰かは必ず登る人がいるハズ。

今からだって、下りてくる人がいるかも。

だったら一緒に下りればいい。

私は、現場を通る事より登る事にして

歩き始めましたが、キャンプ地に

着いてみると誰もいなかったので

がっかりした記憶があります。

「もしかして、夜になんかあるかも」と

一抹の不安を抱きつつ、夜を迎えました。

携帯の充電はまだ半分以上あるし、

稜線上なので繋がるし。

安心させる材料を自分のなかで

確認しつつ、早めの夕食を済ませ、

シェラフに潜り込みました。

妻に電話して今キャンプ地に居ることを伝えると、

「気をつけてね」と普段の会話でより安心しました。

ただ、今日の事は言うと自分が怖くなるので

帰宅して伝えようと黙っていました。

なかなか寝付けなかったのですが、

こういう時のためにお酒を持って

来ていたのが助かりました。

酒に弱い(けど好き)私は数口で

眠気が催し、入眠してしまいました。

早く寝付いたせいか、0時頃に眼が覚めました。

すると、外で誰かが歩いている音がします。

テントの周りを物色するように歩いているので、

「ああ、これは鹿だ」と逆に安心したのですが、

外に出るまでの勇気はありません・・・。

トイレに行きたくなりましたが、午前5時に

うっすらと朝日が差し込むまで必死で我慢しました。

なんとか無事一夜を過ごしゆっくりしていると、

年配の夫婦が登ってきました。

「ああ、これで帰れる」と安心し、

さっそく途中何か異変は無かったか訪ねてみました。

すると怪訝そうな顔で「なかったよ」と言われ、

「あれ、自分が体験したのは何だったんだろう」と、

記憶があやふやになった気持ちになりました。

夫婦は笑顔で見間違いをしたのだろうと私を慰め、

一緒に下山してくれました。

件の現場に到着すると、

確かに何もありません。

私は本当にホッとしました。

それが本当であるより、

私の見間違いの方が良かったからです。

その後、登山口でその夫婦に礼を言い、

無事帰宅できました。

家に着くや否や風呂に入り湯船に浸かっていると、

脱衣所のところから妻が「玄関に赤い靴が

置いてあったけど、あれ何?」といわれ、

腰が抜けるほどびっくりしました。

急いで確認するとそれはまぎれも無く私が

山で発見したものです。

私はもう一度警察に連絡しましたが、

結局山でソレは見つからず・・・

事件にもなりませんでした。

結局、赤い靴は気味が悪いのでお祓いを

した上でお寺に処分してもらいました。

私は、玄関に赤い靴があった時点でソレが

家に「入った」と思っています。

時に、階段の吹き抜けなどでその気配らしきものを

感じる事があるのですが、

その時は上を見ないようにしています。

もうあの顔を絶対に見たくないですし、

思い出したくもないからですね。

それからは何も怖いことなど起こったりは

しないですが、憑いて来たということはあまり

良いことではないので、寝室のベッドの下には

お塩を盛ったりして

気分を紛らわしています。


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2017.03.29|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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