【超怖い話 実話】5円玉に触れた 長編 - 超怖い話 実話

ピックアップ!

【超怖い話 実話】5円玉に触れた 長編

もう忘れてしまいたいけど、小学校の時の話。

十一月近かったんで陽が落ちるのも早かった。

五時くらいにはもう辺りは薄暗かったので、俺は友達三人と

図書室で本読んでたんだが先生に帰るよう促された。

IMG_3618.jpg


ランドセルを背負い、帰ろうと廊下を歩いていた時、

四、五人の女の子とすれ違った。

俺の好きな子がその中に見える。

俺はふと、三人の友達に

「他のクラス入ってみねぇ?」と声をかけた。

目的はその好きな子のクラスに入りたい

というものだったが、友達にはそれは言わず、

ちょっとした探検に・・・と誘った。

その頃は他のクラスに入るのを

ちょっとためらう傾向があったためだ。

友達は結構乗り気で「二組から順番に

入ってみよう!」とはしゃいだ。

俺の好きな子は五組だったため、

ちょっと時間かかるなぁと思いつつ二組から

順番に回っていった。

先生は職員室に数名残っていたが、

見回りには来なかった。

俺達は他の教室に侵入すると机の中身を

調べたり、ロッカーに置き忘れた物を違う

ロッカーに入れ替えたりして悪戯していた。

そしてもう外が暗くなってからようやく五組に

まで辿り着いた。

その頃には友達にも飽きがきていて、

面倒くさそうに五組に入る。

俺は好きな子の教室に入るというだけで

何か特別な気持ちになっていたと思う。

机の中を見るという事もしなかった。

と、その時、机の上に手をついていた

俺の指に何か当たった。

五円玉だった。

「お金だ」という俺の言葉に教室を

ウロウロしていた友達も寄って来る。

少額なお金とはいえ、それを持って学校に

来る生徒などいなかった時代だ。

皆何でだろうという顔をしながら

その五円玉を机の上で弾いたりしていた。

その時友達がある事に気付く。

五円玉を机から弾き出そうと指で

弾いても落ちないのだ。

磁石でも入ってるかのように机の縁で

ゆっくりと止まる。

面白くなって俺達は指を乗せて

強引に机の外に持っていこうとした。

それでも落ちない・・・。

夢中になり始めていたその時だった。

力を入れた訳でもないのに五円玉が指を

乗せたままスーッと机の中心に移動した。

それを友達に話すと「嘘だろう」と友達も試す。

だがその友達でも同じ事が起きた。

この時怖いという感覚は無く、

ただただ不思議だった。

指を乗せた五円玉はその後グルグルと

机の中心辺りを動き始めた。

さすがに外が真っ暗になっていたので

友達が帰ろうと言い出した。

皆もそれに同意し、帰る事に。

最後に俺はその磁石のように動く

五円玉の正体が知りたくなった。

五円玉自体は持つ事が出来る。

とすれば秘密は机の裏か?中?だろうと考えた。

俺は机の中に手を入れた。

中には紙が一枚入っていた。

それを出してみる俺。

俺にはそれが何なのか判らなかった。

だが友達の内、二人はそれが

何なのか知っていた。

「コックリさんだ!!」

二人は全部理解したようで、すぐさま駆け出した。

俺も他の一人も駆け出した。

学校から出た俺はその二人の友達に

コックリさんというものの内容を

聞いて初めて怖くなった。

恐らくあの好きな子達もコックリさんを

やっていたのだろうと推測出来た。

そしてそれをちゃんと終わらせずに

帰ってしまったために、まだその力が

五円玉か紙に残っていたのではないかとも。

俺が中学に上がるまでに

心霊体験自体は無かった。

だが一緒に五円玉に触れた

友達は一度、俺は二度、

触れた方の右腕を骨折した。


関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
2017.03.20|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます