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【怖い話 実話】警察にも同じ事を話した 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話】警察にも同じ事を話した 長編

高校2年の頃の実体験を書きます。

夏休み中のある日、俺と友人A、B、Cは

唐突にキャンプに行こうということになった。

場所は以前渓流釣り好きのCの親戚から聞いた

IMG_1730.jpg


キャンプに最適そうな山の中の河原の場所を

聞き出し、そこへと向かった。

しかしどうも途中で道を間違えてしまったらしく、

Cの親戚が言うのとは別の河原に到着してしまった。

ただし、そこも十分キャンプできそうな立地で、

対岸は森だがこちら側は小石が沢山あり雑草も

殆ど無い開けた場所でジメジメ感もなく

非常に快適そうだった。

夕方までにはある程度準備が出来、

その辺をぶらぶらしていたAとCが「おい、

なんかちょっと先の対岸に変な祠みたいなのが

あるぞ」と言いながら戻ってきた。

俺とBが2人に連れられてその場所に

行ってみると、たしかに対岸に石造りの

小さな祠があるのだが・・・何か変だ・・・。

普通祠って手前に鳥居とかがあると

思うのだがそういうものは何も無いし、

通常祠といえば四角形で横か正面から見ると

三角の屋根だと思うのだが、それは円柱形で

屋根は丸く、かなり奇妙な形をしていて、

遠目には祠に見えたのだが近くで見るとなんか

違うもののようにも見える。

そして更に注視してみると、

祠の根元にまだ萎れていない花が

供えられていて、どうも最近誰か来たような痕跡がある。

祠はかなり苔生して(こけむして)いて

相当な年代物のようで、掃除とかされている

様子もないのに変だなとは思ったが、

誰もそれ以上興味を示す事も無く、

とりあえず晩飯の準備をしようという事で

キャンプ場所に戻る事にした。

晩飯を食い終わりそろそろあたりが

暗くなり始めた頃、どこかから「てー・・・」と

声が聞こえてきた。

俺の隣にいたAに「お前なんか言った?」

というとBは「いや?なにも言ってないけど」と

言い、少しはなれたところにいたBとCにも

同じように聞いてみたのだが、

どちらも何も言っていないという。

変だな?気のせいかな?などと考えていると、

またどこからか「てー・・・」とという声が聞こえてきた。

今度はA、B、Cにも聞こえたらしく、Bが「今の何?」

と聞いてきた直後、Cが「おい、あそこに誰かいるぞ」

とちょうど祠のあった辺りのこちら側の岸を指差した。

そこには着物を着た10歳から12歳くらい?

の女の子らしき人影がおり、両手で顔を覆い時々

「てー・・・」と喋っている。

するとAが「なんだあれ気持ちわりりーな、

親はどこだよ」と言いながら女の子に近付き、

「こんな所で何しているんだ?そろそろ暗く

なるから親のところに帰った方が良いぞ」

というと、女の子は両手で顔を隠したままAに

「見たい?見たい?」とケラケラ笑いながら

聞いてきた。

Aはちょっとムカついたのか「ふざけてないで

親のところに帰れよ!」とちょっと強い口調で

言いながら女の子の手を掴んで顔から離した

瞬間、俺たちはAの陰になって見えなかったのだが、

女の子の顔を見たらしいAが突然叫び声を

あげその場に倒れ痙攣し始めた。

そして女の子はまた両手で自分の顔を覆い、

今度は俺たちのところへ歩いてきてまた

ケラケラと笑いながら「見たい?見たい?」と

言っている。

俺とBとCはかなり混乱したが、それよりもAが

ヤバそうでAのところに向かい「おいA大丈夫か?

声聞こえるか?」と呼びかけたのだが、Aは

呼びかけても反応が無く、まだ僅かに痙攣している。

Cが「おいなんかAやべーよ、それに

あの子供なんだよ!わけわかんねーよ!」

というと、女の子に掴みかかろうとしたので、

俺はさっきの事もあってCもAのようになったら

やばいと考え、Cに「やめろって、それよりAだ、

あいつをまずテントに運び込もう」と説得し3人で

まだ意識の戻らないAをテントに運び込んだ。

その間も女の子は俺たちのほうを向き「見たい?

見たい?」とケラケラ笑いながら質問し続けていた。

テントの中に運び込んだ頃にはAは痙攣

こそしなくなっていたが、まだ意識は戻らず

呼びかけにも答えない、

仕方なく3人でこれからどうするべきかを

考えたのだが、もう既にかなり暗くなって

きているのでAを連れて夜の山道を歩くのは

危険と判断し、携帯で警察に電話をして

助けてもらう事にした。

その間、女の子はテントのすぐ横に

やってきて、今度はまた最初の頃のように

「てー・・・」と声を発している。

女の子の方も気になるし怖いが、

それよりも全く意識を取り戻さないAが

心配だった。

俺たちは、警察に連絡しようと携帯を取り

出したのだが、昼間確認したときには

通じていたはずなのに、今見てみると

圏外になっている。

BとCも同じで、Aの携帯も確認して

みたのだがやはり圏外だ。

かなりやばい状況になってしまった。

Aがこんな状態では下手に出歩けないし、

何より外にはなんかやばそうな女の子がいる・・・。

かといってAをこのままにはしておけない。

外からはまだ「てー・・・」という声がすぐ

近くから聞こえてくる、どうやら俺たちを

諦める気はやつには無いらしい。

するとBがかなり落ち着いた口調で外の

女の子に対して「お前何なんだ?Aに

何したんだ?俺たち何かお前の気に

触るような事をしたのか?そうなら謝るから

許してくれよ」と説得するように呼びかけた

のだが、まるでそんな事は意に介さないのかまた

「見たい?見たい?」とケラケラ笑いながら

質問してくるだけだった。

このままこうしていても埒があかない、

そう考えた俺が「俺が走るの結構早いの

みんな知ってるよな?このままこうしていても

何も進展しない。たしか結構広めの道から

林道に入ってここに来るまで30分くらい

だったよな。なら長めに見積もっても2km

ないはずだ、夜道とはいえ走れば7~8分、

長くても10分もあれば舗装された道路に

出るはず、そこまで出れば携帯が繋がるだろうし、

繋がらなくても通った車に助けを求めれるはず、

だから行って来る」と提案した。

BもCも危険だからやめろと最初は反対したのだが、

このままだとAがどうなるかわからないし、

今は夜の8時過ぎ、これから日の出までは

ゆうに7~8時間ある。

それまで薄いテントのビニール1枚隔てて

正体不明の相手に対して篭城(ろうじょう)

するなど明らかに無茶だし、俺自身そんな

状態に精神的に耐えられそうに無い。

そのことはBもCも解っていたのだろう、

1時間以内に戻ってくる、戻ってこない場合には

CとBで探しに行くという条件付で納得してくれた。

外からは相変わらず「てー・・・」という声が聞こえてくる。

かなり怖くて足がすくんだが、俺は勇気を

振り絞って外に出た。

するとすぐ横から「見たい?見たい?」

と声が聞こえてきて、ビビりまくった俺が声のする

方向に懐中電灯を向けると、懐中電灯に

照らされて俺の真横1mもないくらいの

近くにやつがいる。

そして、ケラケラと笑いながら顔から手を離そうとした。

俺は大慌てでやつから視線を逸らし、

そのまま来た道を懐中電灯の明かりを

頼りに全力疾走した。

舗装されていない道路なので走りにくいと思ったが、

車も通れるくらいの林道で轍もあり、

結構踏み固められているらしくそれほど

走りにくくも無い。

これなら予想よりも早く道路に

出れるかもしれない・・・。

そんな事を考えながら走っていると、

突然道の先のほうに人影が見えた。

「え?」と俺が懐中電灯で照らすと、

それは例の女の子だった・・・。

「そんなばかな、ありえない!」、もう500m

くらいは走ったはずだし追いつける訳がない

のだが、現実に目の前に女の子は存在している。

そしてまたケラケラと笑いながら俺に「見たい?

見たい?」と言いながら顔から手を離そうとしている。

俺は視線をそらすと女の子を見ないように

避けながらまた走り出した。

ついてこようがこまいが、道路にさえ

出てしまえばこっちのものだ、という自信が

あったからだ。

それからどれくらい走っただろうか、

少し先のほうに車のヘッドライトが

通り過ぎていくのが見えた。

もうすぐ道路に出れるようだ。

少しほっとした直後、何かに足を

つかまれ俺は転んでしまった。

わけが解らず足元を見てみると、

ありえないことだが何も無い、

何も無いはずなのだが、明らかに

俺の足は何かにしっかりと掴まれている

感触がある。

しかもその「見えない手」はかなり力が強く、

振りほどこうにも解けない。

俺が何とか脱出しようともがいていると、

少し遠くから「てー・・・」と聞き覚えの

あるあの声がしてきた。

「やばい、この状況でやつに

来られるのはかなりやばい・・・」

何とか振りほどこうともがくのだが、

たちの悪い事に見えないだけでなく、

その手はこっちからは触る事もできず、

何度か手のあるだろう場所を蹴ったのだが

全てスカってしまった。

そんな事をしているうちに女の子は既に

俺の背後にまで来たらしく、真後ろから

「見たい?見たい?」

という声が聞こえてくる。

俺はもう死に物狂いで無理矢理立ち上がり、

足をつかまれたまま強引に歩き出した。

そして何度も何度も転びながら、少しずつ前へ

と進んでいたのだが、ふと顔をあげたときに

女の子が顔から手を離し素顔を見せるところを

ほんの一瞬だが見てしまった。

その時、俺は今まで感じた事の無いような

絶望感と恐怖心を感じ、意識が遠のきそうになった。

が、見たのが一瞬ですぐに目をそらしたのが

よかったのか、かろうじて意識は残っており、

そのまま這うように道路まで出てフラフラと立ち上がった。

しかし、それ以上もう一歩も歩けない、

なんと説明すれば良いのか、眩暈(めまい)

がして頭の中がぐるんぐるん回っているといえば

良いのか、そんな感覚と理屈では説明できない

恐怖心で体がガタガタと震え、もう立っているのが

やっとで一歩も足を前へ踏み出す事が出来ない。

無理に歩こうとすれば、足を掴まれていることも

あり確実に倒れてしまうだろう。

そして倒れてしまったらもう二度と起き上がれない

事も十分予想が出来た。

そこへ運の良い事にトラックが通りかかった。

俺は意識が遠のきそうになるのを必死でこらえ、

全力で手を振り助けを呼んだ。

するとトラックは少し俺から通り過ぎたところで

停まってくれた。

その時、俺の背後から例の女の子の声がした。

「残念、残念」と。

俺はもう眩暈のせいで気持ち悪くなり

立っていられずその場にへたり込み、

トラックの運ちゃんにこの道の先に友達が

いて助けを求めている事だけを告げると、

そのまま意識を失ってしまった。

なのでその後どうなったのかは全くしらない、

気が付くと俺は病院のベッドに寝かされていた。

あとから聞いた話によると、このトラックの

運ちゃんが警察と救急車を呼んでくれたらしく、

その後無事にAもBもCも救助され、

意識の無いAも俺と同じ病院に運び

込まれたのだが、俺と同じくらいのタイミングで

意識を取り戻したらしい。

ちなみに、助けてくれたトラックの運ちゃんも

仕事帰りに見舞いに来てくれたので色々と

事情を話したのだが、俺以外の人影は

一切見なかったらしい。

そういう事なので、目撃者が俺たちだけだった

事もあり、警察にも同じ事を話したのだが

結局信じてもらえず、俺たちは親からかなり叱られた。

まあ、あんな話をしたら嘘を付いていると

思われても仕方が無いので、

しょうがないといえばしょうがないのだが・・・。

以上が俺達が数年前の夏休みに体験した事の全てです。

一応後日談的な事として、その後例の女の子の

顔を見てしまったAに『何を見た』のか

聞いてみた事があったのだが、

Aいわくはっきりと見たはずなのに何を

みたのか思い出せないという。

俺と同じような感覚と眩暈に

襲われてそのまま意識を失ったらしい。

ちなみにそれは俺もほぼ同じで、女の子の

顔をチラっとだが見たはずなのだが、

その部分の記憶がまるですっぽりと抜け落ちたかのように

覚えておらず、見たという記憶があるのに

何を見たのかが思い出せないという・・・

かなり奇妙な状態になっていた。

祠や着物の女の子の事に関しても、

4人で夏休み中を使って色々と調べてみたのだが、

結局何も解りませんでした。

そもそも地元の人達ですら、

あそこに祠のようなものがある事を

知らなかったということで、そうなると

俺たちが見た祠に供えられた

花はなんだったのか・・・。


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2017.03.29|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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