【怖い話 実話 じわ怖】のびたの家やサザエさん家のような感じ じわじわ来る怖い話 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 じわ怖】のびたの家やサザエさん家のような感じ じわじわ来る怖い話 長編

先週金曜の夕方、警察から電話がかかってきた。

無意識に一瞬色々と考えたが、身に覚えがない。

とりあえず用件を聞いてみると、

盗まれた俺の自転車が見つかり、

IMG_1908.jpg


今から届けに来てくれるという内容だった。

すでに新しい自転車は買ったし、

そもそも盗まれたのは5、6年以上前。

俺が乗っていた時からボロボロだったので、

今さら何をおっしゃると思い、

「あなたに差し上げます」と冗談まじりで言ってみたが、

『こちらも仕事なので』

と言うので、仕方なく待機していた。

10時過ぎに到着し、

いざ自分の前愛車に対面して驚いたのが、

誰が塗装したのか色が変わっていた。

元々は黒色だったのが赤色にかわっており、

それも素人がやったのがわかる状態だった。

おまけにハンドルが、

トンボからカマキリに進化している。

ほんとに自分のかと思い尋ねてみると、

俺の住所と名前がうっすら読み取れるし、

登録番号も合致するとのこと。

とりあえずお礼を言い、

どこで発見されたのか聞いてみると、

兵庫は尼崎の駅前にあったらしい。

俺は大阪の門真試験所の近所なので、

スゴいところで発見されたなと驚いていると、

「盗まれた自転車は伝言ゲームのように、

次から次へと渡り歩くことも少なくないよ。

ここまで乗ってきて疲れたわ」

と、おまわりさんは笑いながら言ったが、

自転車の様変わりを見ると、

俺は少しも笑えなかった。

ここまでは笑い話にできるが、

この後にも続きがあって、

やはり自転車は使いたくなかったので

処分しようと思い、

最後にキレイに拭いてやろうと

玄関先で拭いてみたが、

塗られた赤色の塗膜片が

ボロボロ落ちるので途中でやめ、

替わりに、今使っている自転車の

サドルが傷んでいるので交換しようと思い、

サドルに手をかけると、

サドルの裏(雑巾とか挟めるとこ)に

紙があることに気づいた。

なんの気なく取ってみると、

ノートかレポート用紙かを

小さく折りたたんだ感じで、

広げてみると、

『つかまえた やっとつかまえた 

つかまえた

 みつけてもおそい つかまえた

 おまえはきづかない 成就』

ってのを5回繰り返していて、

最後に住所と電話番号が書いてあった。

気持ち悪っ!自転車を使ってた

奴の誰かが遊びで仕掛けたのか?

ありえないと思うが、この住所と電話番号は、

使ってた奴本人や身近な

人物のものでは?と思いPCで調べてみた。

一応調べてみると、住所の方は実在し、

自転車が発見された尼崎の近くだった。

電話番号も桁数から、

住所と同じ地域のようだった。

翌日の日曜は偶然にも、

両方の市の間にある

伊丹の親戚んちに残暑挨拶に

行く予定だったので、

そのついでに行ってみた。

理由は、単に近くに行くからってことと、

万が一にも乗ってた相手に

会えたら弁償代をもらうことしか考えてなく、

昼過ぎに挨拶を済ましたら

俺だけそそくさ帰り、

車でこの住所のところへ行ってみた。

何もない山の中腹で、

道路の右側に川、

左側に家が3件あり、

少し離れて自販機があるだけ。

3軒とも、見るからに築十年以上は

経っていそうな2階建ての家。

敷地は、

のびたの家やサザエさん家のような感じ。

左端の家には不動産屋の

看板が掲げられていて、

空き家Aと真ん中Bは、

看板はないが同じ空き家な感じで、

右端のC家は表札があるものの、

生活観というか人が住んでるか

微妙な感じだった。

どこかの家の電話の音や虫の音が

聞こえるくらい静かな雰囲気で、

正直チョイビビリが入ってたが、

せっかく来たんで、

3軒を怪しまれないように調べてみた。

とりあえず真ん中のB家の敷地に

入って左手に回り、

A家とB家の様子を伺ったが、

バッタと蚊以外何もなし。

次にB家の玄関前に戻って右手に回り、

C家の様子を伺った。

窓などは閉まってたがカーテンがあり、

なんとなく家具もありそうな雰囲気。

自転車もあったが、ボロボロで

乗れそうにない状態で、

人がいるかは不明。

自転車が赤く塗られてたらピンポンを

押してやろうと思ったが、いたって普通の色。

蚊にかまれた以外は何も収穫がなく、

帰りは高速で帰るかどうするかなど考えながら、

無意識にB家の裏手を覗いてみて驚いた。

赤く塗られた犬小屋がポツンと角にある。

もちろん犬はいなかったので、

近づいて犬小屋を観察したが、

同じ塗料のような違うような微妙な感じ。

半ばどうでもよくなり、

とりあえず出ようと思ったとき、

また電話の音が聞こえた。

俺はC家の電話が鳴ってると思い、

やっぱ人が住んでるんだ。

じゃさっきの電話もC家からで、

今は留守なのか?

と思ったが、どうも聞こえる方角が違う。

もっと近くから聞こえる感じがし、

ん?まさか?と思い、

B家の壁に耳を付けてみたらやっぱり聞こえた。

誰かおるんか?と思った瞬間、

鳥肌が足元から頭にかけて走り、

気持ち悪くなった。

玄関に向かおうとしたが、

なぜか体が

耳を付けたままの体勢で動けなくなった。

このときは妙に頭は冷静で、

「ビビりすぎて腰を抜かしてもうたんか?」

と思い、腕に力を入れて壁から

耳を離そうとしたが動かない。

首や太ももにも力を入れたが、これも動かない。

こうなると急にパニくり、

電話はまだ鳴ってるのか止まったのか記憶になく、

ザザッ、ザザッと何かが近づいてくる音が聞こえた。

左耳を付けてたので、玄関の方に背を向ける

姿勢で固まっており、

般若心経や南無阿弥陀仏、早九字など、

知ってるものを唱えたが効果がなかった。

替わりに汗がダラダラ噴出して、

背中に気配を感じヤバい!ヤバい!

と思ったとき、

肩をポンと叩かれた。

すると硬直してた体が元に戻り、

恥ずかしながら初めてビビッて尻餅をついた。

すぐさま見ると、50代ぐらいのおばちゃんに

「さっさと立って付いてきなさい」

と睨みながら言われたので、

自販機のとこまで付いて行った。

俺は泥棒ではないことを話そうとしたら、

間髪入れず塩水みたいなものを降られ、

「さっさと帰りなさい」

と言うと、一人歩いて行った。

俺は自販機まで来たせいかホッとし、

とりあえずお茶を3本カブ飲みした。

そしてタバコに火を付けながら、

おばちゃんの後ろ姿をずっと眺めていると、

少し離れたとこにある家に

入っていくのが見えた。

おおげさな表現だが、

自販機まで来てごく普通の

日常の世界に戻れたせいか、

タバコをすい終えると、

今すぐここから去りたい

気持ちでいっぱいになった。

しかし同時に、

俺に何か霊的なものが付いていたのか、

もう安全なのかが気になり、

おばちゃんが入って行った家に向かった。

ちなみに、おばちゃんは

霊能者的な風貌は一切なく、

ごく普通のおばちゃんで、

この人は何か知ってるんではと思い、

色々話を聞かしてもらった。

(最初は思いっきり拒否られたけど)

で、話をまとめると、

買い物から帰って来ると、

自販機の横に見知らぬ

県外ナンバーが止まっている。

最初は不動産屋関係かと思ったが、

B家の敷地内を物色している

若者発見。

スーツを着ていないので、

不動産屋関係ではない。

もしや、また誰かが訪問?

しばらく様子を伺ってたが

出てこないので突入。

ヤバそうな俺を確保し撤退。

それで、俺以外にも過去にいてた

ような話振りだったので聞いてみると、

数年前からチラホラ、

あの3軒付近に訪問する人が増えた。

やはり上記のように

不動産屋関係かと思ったが、

身なりからしてどうも違う。

知り合いの家に訪問しに

来たようにも見えない。

そしてある時事故が起きた。

あの家を訪問しに来たであろう人物が、

B家の敷地内で自殺していた。

時期はバラバラだが、それも4件。

で、俺を見かけたとき、

関わるのはやめようと思ったが、

何やら俺の足にしがみついている

人ようなものが見えた。

気づいた以上マズいと思い、

仕方なく救出。

それで俺はお礼を言い、

最後にここに来る経緯を説明すると、

「知ってるよ。死んだ4人も同じような

紙を持っていた。

あんた、それさっさと捨てなさい。

じゃないとまた引っ張られるよ!

それと、お墓参りにすぐ行って、

ご先祖様に感謝しなさい。

あんたのご先祖様が私に

知らせてくれたから助かったんだからね」

俺はおばちゃん自身のこと、

霊能力者なのかなど色々聞きたかったが、

うまくはぐらかせられ、

最後にもう一度お礼を言って帰った。

もちろん自転車も、その日に処分した。

以上3日間の出来事終わり。


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2017.04.15|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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