【怖い話 実話 心霊・怪談】女のうち一人は自称霊感少女。怖い出来事 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 心霊・怪談】女のうち一人は自称霊感少女。怖い出来事 短編

学生の頃の話。院長の脱税だかで閉まって

そのまま放置となっていた廃病院がある。

最近周りにロープが張られたのでとうとう解体が

決まったらしいと、慌てて肝試しに行くことにした。

IMG_1747.jpg


男三人と女二人。

女のうち一人は自称霊感少女。

夏場の午前3時スタート。

周りはまだ暗いが帰りは夜が明ける頃にした。

ドキドキしながら3階建ての建物内を歩いたが、

特にこれと言ったことはなく少々拍子抜けだった時、

友人の携帯が鳴った。

パッパッパラッパ、ウゥッ!(なんかのジャズ?)

アホみたいに陽気なメール音の、ウッ!

の時に合わせるように大きな音がした。

正体は置いておかれていた

一斗管がぐしゃっと凹んだ音。

流石にビビったが霊感少女が

震えながら言いだした。

「ここにいる霊はアメリカ人で

不慮の病気でここで死んだ人なの。

国で好きだった音楽が流れてとても喜んでいる。

楽しそうで参加したいみたい。

だからもっと楽しませればきっと

成仏してくれるよ」

いつもなら笑い飛ばすのだが確かに

缶が凹んだのを見たから皆信じ切ってしまった。

そうだ成仏させてやろう、楽しませれば

呪われないよ!と妙なテンションで

パッパッパラッパ!ウッ!を大合唱。

そのウッ!の度に一斗缶ほどじゃないけど、

何かしら参加してくれてなんだか盛り上がった。

十数回くらい繰り返したところで幽霊の参加が途絶えた

「幽霊さんがありがとうって言ってる・・・」

と霊感少女が涙ながらに言って

皆でしんみりとしてしまった。

「たまにはこんな人助けも

良いなってもう人じゃないか」

軽口を叩きながら出口に向かった時、

低いおっさんの声がした。

「うるせえ」

皆で悲鳴を上げて一斉に逃げ出した。

外に出てみると4時半。

夜が明けて明るかった。

建物内を歩いていた時にはまだ懐中電灯を

使っていたのに、片側は窓ガラスで外の明かりに

気付かないわけない。

更に怖くなって皆無言で帰った。

声はそれ以上追いかけてくることも、

誰かが呪われることもなかったが、

今になればちょっと理不尽だ。

最初にやりだしたのはお前だろう。

それ以後霊感少女の言う事は

信用しないことにした。


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