【怖い話 実話 不気味な話】目の前に紺碧(こんぺき)の湖が出てきた 怪奇現象 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 不気味な話】目の前に紺碧(こんぺき)の湖が出てきた 怪奇現象 短編

俺が小学生位の時かなぁ。

俺は片親で母親が出稼ぎに出ちゃってたもんだから、

中学生位の間までずっとじいさんばあさんの

家で育てられてたのよ。

IMG_2059.jpg


じいさんばあさんの家はホントにドが付く位の田舎にあってさ。

だから自然だけは沢山在って、

俺はよく森の中で虫取りなんかして遊んでた。

その日も確か、昼飯を食った後、

蝉を取りに出かけたんだよ。

今考えると、なんだか森に入った時に

いつもと空気が違うような気がしたんだよな・・・。

でも、ほぼ毎日行ってた様な森だから、

勘だけ頼りに奥まで分け入ってた。

どんだけ進んだろうな。

多分家出てから一時間も足ってなかったと思うんだけど。

突然、目の前に紺碧(こんぺき)の湖が出てきたんだ。

「あれ?こんな所が在ったのか・・・」

とか思いながら湖を眺めてると、

ちょうど正面の竹林になってる辺りで

「ガサガサ・・・ガサガサ・・・」って聞こえる。

何か動物かな?って思ってたら、白い蛇が出てきた。

それも尋常な大きさじゃない。

多分目測でも5~6mは超えてたと思う。

その大蛇が「すー・・・」っと湖の上を這って近付いて来る。

そして俺の目の前、湖の上でとぐろを巻いて

じーっと俺の目を見つめてくる。

怖い。

金縛りにあったみたいに目が逸らせない。

煩い位喚いてた蝉の声も聴こえなくなってる。

どれ位そうしてただろう?

最初は喰われるんじゃないかって

怖くてしょうがなかったんだけど、

白い蛇の目を見ていると段々なんだか淋しい様な、

郷愁に近い様な感情が湧いて来て・・・。

そう思ってたら突然、その白い蛇は来た時と同じ様に、

湖の上を這って、竹林の方へ行ってしまった。

多分、時間にして一時間も無かったと思うんだけど、

気が付いたらもう空が紅く染まってた。

おかしい事に気づくと段々怖くなってきてさ。

わーわー喚きながら森を走り抜けて家に帰った。

子供だったから、ちょっと大き目の蛇が過剰に

大きく見えてたのかも知れんけど・・・。

でも、普段は蛇の首根っこ掴んで振り回してた

様なガキが大きめな蛇を見たくらいで怖がるかな・・・?

多分それからだったと思う。

零感だった俺が色んな物を見る様になったのは。

あぁ、それから後日、湖の在った辺りに

行ってみたんだけど、湖なんて無くて

ボロッちぃ祠?みたいなんが在った。

まぁ、俺にはとんでもなく怖かったんだよ。


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