【怖い話 実話】女は必ず視界ギリギリのところにいて、超最恐の話 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話】女は必ず視界ギリギリのところにいて、超最恐の話 長編

最初に見たのは、いつ頃だったのか

覚えていないのだけど、おそらく4歳頃だったと思う。

俺は熱を出して、和室で一人で寝かされて、

ふと気づくと枕元に人の気配がした。

IMG_1592.jpg


母親が様子を見にきたのだと思い、

目を閉じたまま話しかけたのだが返事がない。

変だと思い目を動かすと、ギリギリ視界に

入るくらいのところに、髪の長い女が

正座しているのが見えた。

女は俯いていて顔は見えなかったが、

母親とは違うことはわかった。

恐怖よりも、誰だろ?という気持ちが強く、

そのうちウトウトと寝てしまい、次に

目覚めたときは誰もいなかった。

あとで家族に訊いたが、そのような女は

いなかったということだった。

同じようなことが、数年に一度のペースであった。

いずれも、俺が高熱寝込んでいるとき枕元の

視界に入るギリギリのところに、俯いていて

顔のみえない髪の長い女が正座しているって

パターンだ。

ただ、女は必ず視界ギリギリのところにいて、

ぼんやりとしか見えない・・・。

何回も試みたが、はっきりと見ようと起き上がると

消えてしまい、見ることが出来ない・・・。

視界ギリギリのところにいつも存在するのだ。

中学、高校になると熱で寝込むこともなくなり、

当然女を見ることもなくなった。

久しぶりに女が現れたのは大学で

一人暮らしを始めたころだった。

不摂生をしていたせいか、

その頃は寝込むことが多かった。

いつものように、枕元にその女は正座していた。

実家からはなれて、自分についてきたのかと、

驚いたがいつもと違う何とも言えない

違和感を感じた。

そのときは、久しぶりの出現だったことと、

実家ではなく下宿先に出てきたせいだと

無理やり思い込んだのだが、その次に

出現した時にその違和感の正体に気付いた。

明らかに女の体の角度が違うのだ。

以前より前のめりになっている・・・。

その次に出現した時は、さ

らに前のめりになっていた。

その次は、かかとをあげていた。

どうやら、女は正座から徐々に腰を浮かして

立ち上がる体勢に変化しているようだった。

まるでコマ送りの静止画像のように徐々に変化している。

実は俺は何故か今までその女に対して恐怖を感じたことがない。

しかし、立ち上がると気付いた瞬間から、

言い様のない恐怖を感じ始めていた。

完全に立ち上がったときどうなるんだろう。

全てが終わるのだろうか・・・。

最後に女が現れたのは今から二年前。

そのとき、女はもうほとんど立ち上がっていた。

顔も口元が見えはじめた。

次に現れるときが最後だと思う。

そう思うと、ここで寝込んで女が出現することが

ないよう、この二年間手洗いうがいを欠かした事はない。

もちろん、インフルエンザの予防接種も欠かさず、

超健康に気遣った生活を送っている。


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