【超怖い話 実話 じわじわ来る怖い話】あの時の事は未だに不可解 短編 - 超怖い話 実話

ピックアップ!

【超怖い話 実話 じわじわ来る怖い話】あの時の事は未だに不可解 短編

28の時、ふと思い立って自動二輪の免許を取り、

オフロードのバイクを新車で買った。

納車の日、バイク屋さんが自宅でバイクを開荷してる時、

母親が後ろから見てて、

IMG_1436.jpg


「また買ったの?今度は事故らないでね」

と俺に言った。

えっ?と振り向くと、

「前にもこんな大きなバイク買って、

事故起こして入院したじゃない」

と母親が続ける。 その時俺も、

似たようなオフ車で事故って、

大腿骨骨折で一ヶ月入院したことを思い出した。

いやいやちょっと待て、

俺は学生の頃は原付きのスクーターに乗ってたものの、

社会人になって車にしか乗ってなかったハズだ。

二輪の免許取るまで、バイクのギア・クラッチの

使い方すら知らなかったし、

こんな大きなオフ車になんか乗った事もない。

「それっていつのことだっけ?」

母親に返してみたら、母親もあれ?って感じの表情。

その日の夜、もう一度母親と話し合ったが、

どうにも釈然としない。

俺も母も、俺の事故の記憶があり、入院の記憶もある。

しかし、どう考えても時期もハッキリしないし、

免許を持っていなかったから、乗るハズがない。

母親の方も俺が事故った日、

仕事が休みで俺の事故の報せを受け、

入院用の荷物を病院まで持ってきた覚えはあるが、

妙に記憶が曖昧だと言う。

そこへ弟が仕事から帰ってきた。

弟は県外の高校へ行き、そっちで就職し、

三年前父が他界したとき帰ってきて、地元で再就職。

弟が覚えていたら、事故は三年以内の出来事のハズ。

果たして弟も覚えていた。

「見舞いに来たやん」

と呆れる弟に、

「どこの病院だった?」

と聞くと、黙り込んでしまった。

記憶としての事故はあるのだが、

事実としての事故がない。

しかも、家族全員どころか会社の記録さえ、

俺はひと月休んだハズなのに、

タイムカードは休んだことになってない。

バイクで出勤すると、皆が

「またバイク買ったの?また事故るなよ」

と声を掛けてくる。

仲の良い社員数名と上司に聞いても、

皆同じく俺の事故と入院と見舞いの記憶があるのに、

いつ、どこの病院という記憶がないのだ。

ここまでくると俺が事故りそうな話なんだが、

まぁそんな事もなく、それから10年がたつ。

今は結婚もして、バイクは売って車しか乗ってない。

あの時の事は未だに不可解。


関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます