【じわじわ来る怖い話】絶対人間じゃない薄さの人だった 短編 - 超怖い話 実話

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【じわじわ来る怖い話】絶対人間じゃない薄さの人だった 短編

子供の時の記憶で、いい年になった今も

わからないことがある。

場所は母方の祖父母の家で、

建物が古い和風建築なので、私が5才までのことだった筈。

IMG_1264.jpg


母に確認したら、私が6歳の時に叔父が結婚して

やや洋風に建直しているので、間違ってはいないと思う。

その家は縁側ぞいに長い廊下があって、

ドン突きが和式トイレw

幼児の自分は、祖母の飼い犬と一緒に廊下を走って、

トイレのドアまで行ってUターンして反対側まで走る、

という無意味な遊びをしていた。

そしたら、ドン突きの壁を通り越した。

通り越した先に知らない部屋があって、

後ろ向きの花嫁さん?のような和装の人が

複数座って、楽しそうにしていた。

そして、祖父がこっちを向いて座っていた。

祖父が私に気付いて、あっちに行けと手を

振って追い払う仕草をしたので、

入っちゃダメだったか、と焦っていたら気配を感じて、

後ろ向きの花嫁さんのような人が、

振り返るような仕草で動いた。

祖父の手ふりはどんどん激しくなって、

もう『ぶんぶん!』て感じでますます焦る幼自分。

花嫁さんがゆっくり動いたんだけど…

絶対人間じゃない薄さの人だった。

後ろ姿は普通なのに、写真の切り抜きとか、

そんな風に厚みがない。

横から見たら、見えない人が何かを言った。

で、祖父もすごい睨んでるし、

さすがに子供心にヤバイ気がして後ずさったら、

尻餅ついてもとの廊下に転がってた。

母は末娘で、祖父は明治生まれのジジイ。

厳しくてすごく怖い人だったのと、

父と祖父があまり仲良くなかったせいで

疎遠だったので、

聞けないまま祖父は他界してしまった。

古い家も叔父の結婚で建直しちゃったので、

子供の妄想と言えばそれだけなんですが…


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