【じわじわ来る怖い話】オーストラリアに海外旅行に行ったとき 短編 - 超怖い話 実話

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【じわじわ来る怖い話】オーストラリアに海外旅行に行ったとき 短編

去年、オーストラリアに海外旅行に行ったときの話。

ケアンズの郊外の、それこそ自然イッパイの

ところをレンタカーで走ってた。

『………あれ。ん?これ、ここ、来たことあるよな』

IMG_1225.jpg


と思ったんです。

デジャブって言うヤツかなぁと思った。

『あぁ、そこを曲がって車で20分で

海岸があって……』

と思って曲がって、

『……あぁ、そうそう。ここのね。この店……』

そういえば、オーストラリアの交差点は

独特のロータリー方式だけれど、

初めてなのにすんごくなじんでるわ。

で、

『あぁ、ここ、この家、あら、

隣……変わってるわぁ』

って、昔懐かしいーって感じにさいなまれた。

降りてみて、うろついてみてたら、

家から白髪のおばあちゃんが出てきて、

「あっ!」って二人とも声を上げた。

おばあちゃんは、レイミーさんっていって、

その名前も聞き覚えがある気がした。

家に上げてもらって、そして

飾ってある写真を見てびっくりした。

レイミーさんいわく、

「これは私のお母さんの若い頃」

といった。

見てみると、外人さんなんだけれど、

私そっくりの人が白黒写真に写っていた。

レイミーさんは二階に誘って、昔、

自分の母がつかっていたという、

ミシンのある部屋を見せてくれた。

私は、

『あ、そうだ……あなたに、

あげようと思って忘れていた……』

と、ミシン台の横の引き出しを開けて、

フタの裏の封筒を取り出した。

中には、古ぼけた小切手が一枚。

私は、ほんとうに、ここに

いたんだな……って実感できた。

今も、たびたびレイミーさんとは

文通をしています。


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