【ほんのりと怖い話】樹齢100年を超える桜の木 短編 - 超怖い話 実話

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【ほんのりと怖い話】樹齢100年を超える桜の木 短編

自分が通っていた小学校には

樹齢100年を超える桜の木があり、

花が咲くと幽霊が出るという噂があった。

ただ少し変わった幽霊で、

IMG_1724.jpg


『桜柄の着物を着ている』以外に外見の共通点が無かった。

目撃した人によって男だったり女だったり

大人だったり子供だったり、

果てにはミイラや骸骨だっていう話もあった。

自分が小学五年生の時、

友達と一緒にその幽霊を目撃した。

自分を含めた六人の内、

自分ともう二人(AとBとしよう)の三人が見た。

昼休みに遊んでいるとAが桜の木の下を指差して、

桜柄の着物を着た幼稚園児ぐらいの

男の子がいると言い出した。

つられて俺も目を向けたんだけど、

そこにいたのは桜柄の着物を着た

綺麗な大人の女の人だった。

一緒に目を向けた友人たちのうち、

Bが小さく悲鳴を上げた。

他の三人には見えていないらしく、

首を傾げていた。

見ていると、幽霊がやさしく

微笑みながらこちらに手招きしてきた。

「なんか手招きしてるんだけど」

と俺が言うと、Aはこっちに気付いてない、

Bは威嚇してると言ってきた。

Bは怯えているんだけど、

俺が見えてるのは女の人だし、

怖い雰囲気も無かったんで

とりあえず近付いてみた。

そうすると幽霊はかがんで

俺の高さに目線を合わせたあと、

桜の木の方を指差した。

幽霊が指差した方を見てみると、

モンシロチョウが2匹、

絡み合うように飛んでいた。

コレを見せたかったのかな、

と幽霊の方を見ると、

いつの間にか幽霊は居なくなっていた。

後でBに聞いてみると、

Bは桜柄の着物を着た2足歩行の

犬の化け物が見えていたと言った。

因みにその後俺もAもBも桜の幽霊は見ていない。

見る人によって姿が変わる霊って他にもいるのかな?


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