【洒落怖にならない怖い話】幽霊とかじゃないんだけど。短編 - 超怖い話 実話

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【洒落怖にならない怖い話】幽霊とかじゃないんだけど。短編

俺的に洒落にならない怖い話。

幽霊とかじゃないんだけど。

バイクが趣味でお盆休み一杯、

帰省もかねてあちこちをウロウロしてた。

IMG_1521.jpg


で、休みの最終日の夕方、

また一人暮らしのワンルーム

マンションに帰ってきた。

一週間、誰一人入る者のいなかった

独身男の部屋は、

むわっと蒸し暑い。

クーラーをつけて熱いシャワーを浴びて、

ビールのカンを空けてソファーに座り、

ひといきついたその時。

ジジジジジジジジジジジジジジジジ!

部屋の中に大音量で奇妙な音が鳴り響いた。

音がした方向を見て、

俺は「え!?」と固まった。

白い壁に、蝉、蝉、蝉。

蝉が10匹ほどとまっていた。

そのうちの一匹が、

人の気配を感じてか、急に鳴きだしたのだ。

気持ち悪い。

だが、俺も男だ。

別に、虫が怖いわけでもなし。

どこから入ってきたのだろう?換気扇?

などと思いながら、

壁の蝉の群れに近づいて、ぞっとした。

その蝉の、一匹一匹が、

壁に虫ピンで固定されていた。

鳴いた蝉以外の他の蝉は、

既に死んでおり、すっかり乾燥していた。

とりあえず、警察を呼んだ。

盗られたものなし。

変質者の仕業であろう、と言う結論に。

カギをかけ忘れた

小窓から進入した可能性あり、と。

5Fなんだけどね、俺の部屋。

蝉の乾燥の具合の程度が異なることから、

何日にもわたって変質者が

俺の部屋に居座った可能性もある、とのこと。

あらかじめ、死んだ蝉を

持ち込んだ可能性もあるけど。

生きた蝉もいたことから、最悪、

その日の朝くらいまで変質者が

居た可能性も・・・。

さすがに気持ち悪かったので、

冷蔵庫の中のもの、

飲みかけのウィスキーのボトルの中身、

全部捨てた。

蝉と虫ピンは、

警察が全部持っていった。


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