【怖い話 実話 最も怖い話】アナログ時計を見ると午前2時17分。長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 最も怖い話】アナログ時計を見ると午前2時17分。長編

毎年家族で旅行をしていたのですが、

去年は大学受験を控えていたので、一人家に残りました。

家族が帰ってくる前日、黙々と勉強をこなす私。

部屋はデッキから流れる音楽で満ちていました。

IMG_1270.jpg


喉が渇いたし、休憩もしたいと思い、

キリが良い所で終えました。

壁のアナログ時計を見ると午前2時17分。

今でも克明に覚えています。

デッキのストップボタンを押すと、

午前2時ですから、家のなかは静まり返っていました。

部屋にある小型のアナログ時計の秒針が、

静まり返った部屋に不気味なほど響きます。

「当たり前だよな」

と口に出して不気味さを払い、

下の階にある台所に行こうとしたその時です。

部屋にある子機が

「ピリリリリ」

と4回呼び出し音を出したのです。

夜中の2時ですから、

かけてくるのは家族あるいは業者かと思い、

出ました。

「はい、○○ですけど」

「……」

「もしもし?」

「……」

無音だったので悪戯だと判断し、

子機を乱暴に戻しました。

そして部屋を出ようと

ドアノブに手をかけようとした瞬間、

また子機が鳴りました。

悪戯だと思ったので、今度は放置しました。

4回のコールの後、途切れる音。

すると下の階から

「ガガー…ガガー」

という音がしたので、

即座にFaxだったのだとわかりました。

でも

「家族ならFaxじゃなくて電話するし、

業者がFax送るか?」

と不審に、というか嫌な予感がしたので

立ち止まっていました。

10秒ほど経過したのでしょうか。

長い時間に感じましたが、下から

「ぎしっ、ぎしっ」

という押し殺した足音と軋む床の音。

「びりっ」

という紙がやぶれる音が聞こえました。

そして音が聞こえた後、

また聞こえる押し殺した足音。

頭の中は泥棒という2文字でいっぱいになり、

とにかく怖くなってドアの前にソファを移動して、

とにかく階段を上る音が聞こえないことを

祈っていました。

やがて朝が来て、帰ってきた家族。

恐る恐る

「昨日の夜中Fax送った?」

と尋ねたら

「送ってないよ」

と答えました。

それどころか数日前から

Fax用紙が切れていたのを告げられた時は、

背筋が凍る思いでした。

丑三つ時のFaxにはご注意ください。

誰かが破きにくるかもしれません…


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