【怖い話 実話 心霊・怪談】ある日のユニットバス施工仕事の話。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 心霊・怪談】ある日のユニットバス施工仕事の話。短編

ある日のユニットバス施工仕事の話。うちの会社が

施工したマンションのユニットバスが天井から水漏れする・・・

と言う苦情を受けて直しに入った時、苦情を入れた

住民の方側のユニットバスを見ると、

IMG_2476.jpg


確かに天上が水漏れで蓋が黒ずんでいた。

直ぐに蓋を外すと配水管とコンクリートの微妙な隙間から水が

漏れてきている事が解った。

マンションは全て、全階水周りは同じ配置にされているから上の

階のユニットバスに何か問題があるのだと思い、上の住民に

説明してバスに入らせてもらった。

家主が少し汚れていますけれどと断りを入れるので

掃除不足なのかと

思って入ってみると、施工から一年も経っていないのに

そこら中が水黴(みずカビ)に侵食を受けていた。

僅かに水が腐ったような匂いまでしていてプラスチックの

パーツの隙間を埋めている白かったシリコン材が黴(カビ)に

食われて真っ黒に変色していた。

こんなになっていても家主は気にならないのかと、

よっぽど不清潔なのかと思うと、汚いのは風呂場だけで

他の部屋はは小ざっぱりとしているし、家主も人が

よさそうで小奇麗な40代風の女性でそんな風には

見えなかった。

気味が悪かったが仕事なのだからと諦めて排水部を

確認してみると一体型の床部分、強化プラスチックに

亀裂が入ってしまっている事が解った。

そんなに簡単に亀裂が入るわけがないと目を疑った

けれど当然現実。

バスは床部分をあわせ、全取替えになってしまった。

後日、ユニットバスを解体してバス一体型の床部を持ち上げるとコ

ンクリートとの間にグズグズに崩れかけた出来損ないの

人形みたいなものが落ちていた。

会社の先輩と自分二人で来たんだが、二人とも

それを見て顔面蒼白。

それは髪の毛の束を無理やり包帯で包んで人型に

した様な物だった。

茶色のゼリー状のにごごりの様な物体がこびり

付いた人形の体中心部分には、錆びた裁縫針が

山ほど刺さっていた。

正直触りたくもないと思ったけれど十中八九、

原因はコレなんじゃないかと思い、ここで躊躇したら

又ここに来なければならないと思い至る。

仕方がないのでゴム手で引っつかんでポリ袋に

入れて帰社途中、適当なゴミ置き場に放置してきた。

家主はそれの存在を知ってか知らずかその後の

素振りも全く普通、こちらにはそういった話はして

こなかったし、自分達も余り触れたくなかったので

そのまま施工を終えて帰ってしまった。

しかし、原因を作ったのがあの家主でまたユニットバスが

壊れたとしたらどうしようかと今でも少し落ち着かない。

今のところ何もクレームがないので

大丈夫だと思うんだが・・・。


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