【心霊・怪談】霊感なんかサッパリ無いらしいんだけど、ホラー系の話は大好きなんだとか。短編 - 超怖い話 実話

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【心霊・怪談】霊感なんかサッパリ無いらしいんだけど、ホラー系の話は大好きなんだとか。短編

友達が担当の美容師さん(男、仮にAとするね)から聞いた話。

Aさんは霊感なんかサッパリ無いらしいんだけど、

ホラー系の話は大好きなんだとか。

美容師仲間や客から怖い話を聞くことも多かったらしいんだけど、

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ある日、割と近くのトンネルに「出る」という噂を聞いた。

まあ定番の、「トンネル真ん中でライト消して

クラクション鳴らしたら~」な話ね。

半分信じてなかったのと、近くだったってこともあって、

行ってみたくなった。

でも一人じゃ怖いからって言うんで、

霊感が強いって聞いてた先輩(男)も誘った。

はじめは「遊び半分でそういうの行くな!」

って反対してた先輩も、Aが「じゃあ一人で

行きます」と言うと渋々OKしてくれたらしい。

そのトンネルは地元の人も夜は近づかない

山のほうにある。

夜なんか真っ暗。

そこにAが運転、先輩が助手席で本当に行ってみた。

先輩が本気でヤバイと感じたら即逃げる、

肝試しのノリだったらしい。

真っ暗な道、ゆっくりめに運転してくと、トンネルが見えてくる。

トンネルに入る前から、普段明るい先輩が

無口になっちゃったそうで、Aはしきりに

「大丈夫そうですか?」と聞いたものの、

先輩は「う~ん。たぶん大丈夫」と中途半端な返答。

怖くなってきたものの、噂に従ってトンネル

中央付近で車を停める。

本当ならここでライト消して・・・と続くんだけど、

先輩が「待って、ライト消すな」と止めたらしい。

山の中の細いトンネルで、電灯なんてついてないから、

車のライトだけが頼りの状態ね。

すると先輩が急に「車、出して!!!!!」

Aは慌ててアクセル踏んで、車発進。

でもまあ何かが追ってきてるのが見えるとか、

声が聞こえるとかいうこともなく・・・。

そんなに思いっきり速度出すこともなくトンネルを抜けた。

でも、まだ先輩の表情は硬い。

片側は山肌、反対側は川の真っ暗な山道。

トンネル抜けても黙ってた先輩が、

すぐ「もっと速度出して!」と。

けっこう緊迫した声だったらしい。

そのあと飛ばしてなんとか人家が

あるあたりまで降りてきた。

で、先輩がもう大丈夫だろって言うので

とりあえずコンビニ駐車場に入った。

Aはもうビビリまくってたらしい。

どうなってたんすか?と先輩に聞く。

トンネルに入る前、入り口の両側に

男女がそれぞれ立ってたらしい。

中年の男女。

車のほうを見てきたらしいけど、

まぁ何かしてくるでも無し、突っ立ってるだけの

霊とかは時々いるので先輩もそう

警戒はしていなかった。

しかし、トンネル中央で停車したあたりで、

その男女がトンネル内までついて(追って?)来たのが見えた。

歩く速度だけど、車に向かってくる。

こういうのはあまりよくないそうで、「車、出して」と。

それで諦めてくれれば良かったものの、

その男女は走って追ってきてたらしい。

トンネル出れば(トンネルに縛られているようなモノなら)

逃れられるかと思ったけど、ずっと追ってきて、ついには

追いつかれたんで「もっと速度だして」となったそうだ。

男女それぞれが何か言いつつ、助手席の窓、

運転席の窓から中をずっと覗き込んでたらしい。

Aは何も見えてなかったらしいけど、冷や汗と震えが

止まらなかったそうだ。

先輩は、速度あげて振り切ったからもう大丈夫だろう、と。

ただ、「車に覚えの無い荷物とかゴミとかついてたら

すぐ捨てろ、開けたりするな」と言われたらしい。

事故か天災かで亡くなった感じ男女だったみたいで、

たぶん息子さんか誰かを探している。

そしてたまたま自分達はその息子さんくらいの

年齢だったんじゃないか?と先輩は言ってたそうだ。

翌日明るくなってからAが車に乗ろうとしたら、

後部ドアあたりに小さなビニール袋が

ひっかかってたらしい。

中はよく見えないが、黒?

だか茶色?だかの何かが入ってる。

中身は一切見ず、Aは捨てたらしいけど。

開けていたらどうなっていたのか・・・もしくは

トンネル中央で噂通りいろいろ実行してて

長居してたら、どうなってたんだろう。


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