【怖い話 実話 一番怖い話】その後彼女がテレビを見なくなったかどうかはわからない。長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 一番怖い話】その後彼女がテレビを見なくなったかどうかはわからない。長編

俺の友達に変なやつがいる、そいつの話を。

そいつは女なんだが、なんと言えば良いのか、とにかく

不思議な感じのするやつで、結構かわいいので最初俺は

付き合いたいと思い色々しようとしたが、

IMG_1588.jpg


なぜかいつの間にか普通の友達みたいになっていた。

その子が去年の11月に俺のアパートに遊びに

来ていた時のこと。

最初はゲームとかやっていたが途中で飽きてしまい、

何となくテレビをつけてみていた。

特に面白いものがやってるわけでもなく、ぼーっと

見ていると、そいつが独り言のようにボツリと

「あ・・・この人もだ」と言い出した。

俺は殆どテレビを見ないので良く解らないが、どうも

今映っている若手らしいお笑い芸人の事を

言っているようで、俺は「何が?」と聞き返した。

すると彼女は、最初「何でも無いからw」と笑って

誤魔化していたんだが、俺は暇だった事もあり話題が

欲しくてしつこく聞いてみた。

すると渋々こんな話をし始めた。

「こんな事言うと変な人に思われるかも知れないけど、

昔から特定の人に変なもの見えるときあるんだ。

高校生の頃まではほんとに極稀な感じだったんだけど、

最近その変なものが良く見える、

今の人にもそれが見えた」と。

俺は意味が解らず「それってよく言う霊感みたいなやつか?」

と聞くと、彼女は「そうなのかな?幽霊とかは見た

事無いんだけど・・・」と言葉を濁した。

詳しく聞いてみると、彼女が見えるのは人型の

何かとか黒いモヤとか、そういう「よくある」ものではなく、

たまに人の背中から生えている木?のようなものが

見えるときがあるらしい。

彼女はそこまで話すと、突然ハッとした顔をして

「信じなくて良いよw忘れてw」と笑いながら言い、

その話をもう終わりとばかりに友達呼んで夕飯でも

食べに行こうと言い出した。

何か雰囲気的に「それ以上その事を追求しないでくれ」

と言っているようで、

俺はまあいいかとその話をするのを止めた。

携帯で何人かの友達を呼んでファミレスで飯を食い、

まだ時間あるしカラオケでも行くか?と、ファミレスの外で

話していると、その彼女が人ごみの方を見て「あ・・・」と呟いた。

結構大きな声だったため、みんなその方向に注目していると

突然道を歩いていた高そうなスーツを着たサラリーマン風の

人が、よろよろとし始めそのまま道に倒れた。

周囲は大騒ぎとなり、救急車が呼ばれてその男の人は

そのまま運ばれていった。

その一部始終を見終わった辺りの頃、女友達の一人が

その子に「また見えたんだ・・・気しないでいいよ、○○

(彼女の名前)のせいじゃないし」と話しており、どうも

詳しく事情を知っているようだったが、彼女はどことなく

悲しそうな顔をしていて雰囲気的に事情を聞けるような

感じでもなかった。

その日は適当にカラオケに行きそのまま解散になった。

次の週の事。

俺が大学のサークル棟の近くのベンチでマンガを

読んでいると、例の彼女とあの時彼女を慰めていた

女友達が俺のところへやってきて、「ちょっと話が

あるからいい?」と聞いてきた。

特にすることも無かった俺は「良いけど何?」と聞き返すと、

場所を替えたいという事で近場にある喫茶店に

場所を移す事にした。

「何か深刻そうな顔してるなぁ・・・」と思っていると、

その女友達がまず口を開いた。

俺は例の木の話を聞いたので、一応関係があるし、

ちゃんと話を聞いて欲しいらしく、その話をし始めた。

女友達によると、彼女は子供の頃からその人に

生える木が見えていたらしく、最初は親に談したらしいが

親はまともに取り合ってくれず、変な子供と思われるのも

嫌でずっと自分だけの秘密にしてきたらしい。

そこから彼女が続けた。

その「木が生えている人」にとある問題がある

事にある日気付き、独りで抱え込むのに耐えられなく

なったらしく、少しずつ友達などのその事を

話すようになったとか。

本当は両親にも話したかったらしいが、小さい頃に

信じてもらえなかった事が引っかかって話す事ができず、

この話を知っているのは彼女の友達だけらしかった。

ちなみに、どうやら俺には話す気は最初一切

無かったらしいが、偶然独り言を追求されしまい、

勢いで話してしまったため、今一緒にいる女友達と

話し合って全て話す事にしたらしい。

ここまでは特に「俺にとっては」問題となる話は無かった。

ただし、その後に話した事が問題だった。

要点は四つ。

一つ目

この木は少しずつ成長するらしく、普通の木と

同じにだんだんと大きくなり枝分かれしていき、

最終的には数メートルの大きさにまで成長するらしい。

彼女は長年この木が生えた人を見てきたが、

小さな苗木のような状態から大きな木になるまでは

人によって様々だが何年かかかるらしい。

問題はそこからで、この木は成長して大きくなるだけで

なく、成長しきった状態?にまでなると枯れるらしい。

ちなみに、数年で枯れた状態になる人もいれば、

数年経ってもまだ1mくらいの人もいたりとかなり

個人差があるようだ。

この「枯れた状態」になると、木の生えている人に

とんでもない不幸が訪れるとか。

全て把握しているわけではないが、少なくとも

彼女の把握している範囲では大病を患ったり大怪我を

して後遺症が残ったり、人身事故を起して多額の

賠償金を背負わされたり、何らかの理由で一家離散

してしまったり、最悪の場合事故死や病死や場合に

よっては自殺してしまったりという事まであり、

本当にろくな事になっていない。

二つ目

彼女がショックだったのが、それまで見てきた木の生えた

人は全員他人で、関わりがあっても殆ど他人同然の人

だけだったらしいのだが、彼女のバイト先に来るお客さんで、

結構親しく話しもする人につい最近その木が生えたらしく、

彼女にとって自分に近しい人に木が生えたのがかな

りショックだったとか。

ちなみに、彼女には木は見えるが触ったりする

事はできず、一度生えてしまうともうどうすることも

できないようで、その仲の良いお客さんの事はもう

諦めるしかないらしい。

彼女は「・・・話しても信じてくれないだろうし」と

泣きそうな顔になっていた。

三つ目

これが俺にとってはかなり大問題だった。

なぜか理由は解らないが、この話を彼女が人に話すと、

全員ではないが「同じように木が見える」ように

なってしまう人がいるらしい。

ちなみに一緒にいる女友達は聞いても見えるように

ならなかったらしいが、彼女の中学時代の友達と、

高校の頃の彼氏は「見えるように」なってしまったらしく、

彼氏のほうとはそれが原因で疎遠になり別れたとか。

俺はそこまで聞いて「ちょwww何で俺に話すんだよwwww」

と笑いながら聞いたが、内心かなり焦っていた。

すると女友達が「○○(俺の名前)がしつこく

聞いたからいけないんでしょ、自業自得じゃん」と

食って掛かり、何かかなり理不尽な気がしたが

それ以上その事で追求は出来なかった。

今日話したのも、途中まで聞いてしまえば恐らく同じ

事だろうという事で、ならもしもの時に備えて心の

準備をしてもらおうとやってきたらしい。

本来ならそんな話信じないのだが、実際にファミレス

前での事件があったので俺は信じざるをえなかった。

要するに事故にあったと思って諦めろという事なのだろう・・・。

四つ目

これも結構大問題だった。

彼女が言うには、今月に入った辺りから、テレビを

見ていると芸能人やニュースキャスターで「木が生え

始めた人」がかなりいるらしく、それが最初のほうで言った

「最近良く見る」という事の意味らしい。

話を聞く限り時期がどうも皆殆ど一緒らしく、

何か不気味な物を感じた。

もう一つ気になったのが、テレビに映った映像

だからなのかどうかはわからないが、テレビの向こうに

見える木は全て真っ黒い色をしているらしく、

今までのような普通の木とは雰囲気が違うとか。

彼女と女友達が話した内容の要点は以上の通りだった。

ここまで聞いて俺は2人にある疑問をぶつけてみたくなり、

彼女にこう聞いた

「話すと見えるようになるなら、そのバイト先のお客さんに

はやっぱ話したほうが良いんじゃないか?」

「見えるようになれば流石に信じるだろ」と俺が聞く。

女友達は「見えるようになるかは運次第だし、それに

『あなたにもうじき不幸が訪れます』なんて

言えるわけ無いじゃん」と返してきた。

更に彼女のほうも「話したところで何の解決に

もならないし・・・」と悲しそうに語った。

確かにその通りだと思った。

もし自分に木が生えていて、今と同じ事を

伝えられてもどうしたら良いか解らない。

まず嘘だと思うだろうし、仮に見えるようになったとしたら、

まるで自分の寿命のカウントダウンをされているようで

とても冷静でなんていられなくなるだろう。

俺は自分がバカな事を聞いてしまったと反省し、

彼女に「ごめん」と謝った。

ちなみに、普段彼女が見る木の生えた人は新宿駅や

東京駅などの大勢の人がいる場所でも多くて2~3人

程度らしいが、最近増えているニュースキャスターや

芸能人の場合はテレビを見ると必ず番組内に

大抵1人はいるらしい、かなり異常な数だ。

最近何か大きな変化が起きた事は間違いないが、

俺にも彼女にも女友達にもそれが何を意味するのかは

さっぱり解らない。

そもそも彼女自信、何で木なのかとか何故そんなものが

見えるのか、そもそも何故この話を彼女がすると

同じように見えるようになるのかさっぱり把握していない。

俺はこんな物を何年も見続けてきた彼女が可哀想になった。

そして、そんな境遇でも明るく振舞える彼女は凄いと思った。

彼女とは最近もよくつるんで遊びまわっているが、

彼女が言うにはこの話を聞いて見えるようになる人は、

1年以内に見えるようになるらしく、

今年の11月までに見えないなら俺はもう安心らしい。

また、これはなぜか「彼女が直接話さないと見えるように

ならない」ようで、俺がここに書き込んでも

見えるようになることは無いらしいので、読んだ

人は安心して欲しい。

ちなみに彼女と一緒にいるときに一度だけ「あの人・・・」

と教えられた事があった。

その直後、その人は車に轢かれて吹き飛び、足が関節と

は逆方向に向いて折れ曲がりそのままピクリとも

動かなくなってしまった。

何か物凄い物を見てしまい、俺は相当なショックを

受け「もし見えるようになってしまった時」の心構えが

必要だと真剣に考えるようになった。

そしてその時にある事に気が付き、彼女に聞いてみた。

「枯れるとやばいのは解った。でも、なぜ『その瞬間』

までが解るんだ?」と。

すると彼女はこう言った。

「その時が来ると、枯れた木が折れるから解る」と。

以上で俺の話は終わり。

彼女にもここに書く事は了解を貰っている。

それとテレビの向こうで木の生え始めた人は、

ちょっと前まで少しずつ増えていたが、最近は

増えていないらしい。

俺は彼女に「もうテレビを見るのをやめたほうが

良いんじゃないか?」というと、「そうする」

と言っていた、その後彼女がテレビを

見なくなったかどうかはわからない。


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