【一番怖い話】キツネつき、天狗、河童など、日本全国には沢山の伝説がございます。短編 - 超怖い話 実話

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【一番怖い話】キツネつき、天狗、河童など、日本全国には沢山の伝説がございます。短編

キツネつき、天狗、河童など、日本全国には

沢山の伝説がございます。

どれも、おどろおどろしいお話が付き物でございます。

私の故郷にも「鬼子」という言い伝えがございます。

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鬼子と申しますのは、生まれたばかりの赤ちゃんのうち、

『ある特徴』を持つ子のことをいうのですが、

詳しいことは伏せさせていただきます。

私の村では、昔から鬼子は恐れられ、

不吉の前兆だとされておりました。

鬼子が生まれた家は、呪われ、ひどいときは

村を追い出される者もおりました。

さて、これは今から40年程前のお話でございます。

私の家の右向かいに、立派なお屋敷がそびえておりました。

石垣に覆われた、昔ながらのお家でございました。

実は、この屋敷の坊ちゃんは、まさしくその

鬼子だったのでございます。

しかしながら、なにぶん大きな家に

生まれた御長男・・・鬼子であった事は

内密にと、産婆などには大金を握らせたそうでございます。

因果なもので、秘密というものは、

時が経てば必ずわかるもの。

現に、私の耳にも入っておるといった次第でして。

坊ちゃんは、私の息子よりひと月遅く

生まれたのですが、みるみるうちに成長されました。

小学校にいかれる頃にはもう、坊ちゃんは

小学生には見えないくらい大きくなられました。

もちろん男児たるもの強く、たくましくなられるのは

よろしいのですが・・・坊ちゃんは、小さい頃から

弱いものいじめや、残酷な事をする子でございました。

始めは、小さな虫を捕まえては殺したりしておったそうです。

しかし、それはだんだんと限度を過ぎ、猫に石を

投げて殺したり、犬を蹴って半殺しにするようになりました。

果ては、私の家の鶏小屋の戸を勝手に開けて、

生きた鶏の羽をむしっていたところを私が

注意したくらいですから・・・。

そういえば、息子の学校の近くでは、よく猫や

鳥が死んでおったといいます。

それも足や首が無かったり、目をえぐられたり、

残酷であったそうです。

もちろん、そういう事をする子供は

あの坊ちゃんしかいないと、皆知っておりました。

しかし、なにぶん大地主さんのお家の坊ちゃんです・・・

陰口を言うくらいにしておかなければ、

何をしてくるかわかりません。

そういった封建的な要素がまだ、昔の村には

残っていた事をご理解願いたいのでございます。

しかし、なぜ坊ちゃんがそんな残酷な

ことばかりするのかわかりません。

お金持ちの庄屋のお坊ちゃまです。

何不自由ない生活がいけないのでしょうか・・・。

「息子は勉強もできるし、とてもいい子だ」

ご主人のいつもの自慢でございました。

親の目の届かぬ所で、悪戯ばかりするような

子であったのでしょうか。

しかし私にはそうは見えませんでした。

そんなある日、私の息子が息せき切って

家に帰ってまいりました。

そして目を真ん丸にして言うのです。

「父ちゃん!庄屋の坊ちゃん、今日は大きい

蛇を殺したど。学校の帰りよ。いつも通る藪に

隠れてたやつよ。石で蛇の頭、ぐちゃぐちゃに

潰しよったど。ほんでの、皮をはいで俺の首に

巻き付けてきよったんや!!」

子供の目は真っ先に真実を伝えるといいますが、

まさしく息子の目はそうでありました。

さすがの私も、あの時ばかりは

辛抱なりませんでした。

息子のシャツについている蛇の血を見たら、

怒りがフツフツとこみ上げてきたのです。

昔から、蛇は村の神様だと言われております。

それをなぶり殺しにし、嫌がる息子の首に

巻き付けるなど・・・。

「もう、あそこの坊ちゃんとは付き合うたらいかん」

と、息子にぴしゃりと言いつけました。

そしてしばらく考えた末、庄屋さまの所に行って、

坊ちゃんに少しお灸を据えてやろうと

思うたのでございます。

あの時ばかりは、勇気が必要でございました。

しかし私はめげず、ふんぞりかえった態度で、

庄屋さまの門をたたきました。

「もし!お宅のお坊ちゃん、

えらい事をしでかしてくれた!」

私が一部始終、坊ちゃんの今までの行動と

事の次第をお話したところ、ご主人も

あきれた様子でした。

しかし、まだ私の言うことが信じられないという

様子でございました。

そしてご主人は、「あれは離れの方におるはずじゃから、

会うて言ってやってくれ」とボソリとおっしゃった。

私は言われたとおり、離のございます広い

裏庭に行きました。

庭にはやはり坊ちゃんがおりました。

こっちに背中を向けておりますが、大きな庭石の

上でなにかしている様子です。

私は声をかけようと近寄って、

覗き込むように見てみました。

すると彼は包丁で何かをトントントンと刻んでおりました。

始めは何だろうとおもいましたが、

庭石の脇に無残にも積まれたたくさんの死骸から、

それが何かわかったのです。

坊ちゃんは、蛇を包丁でバラバラに切っているで

はないですか。

そして、庭石の横の死骸をよく見ると、

中には白い蛇の姿もございました。

「なんて恐ろしい事をする子だ」と心の中で思いました。

そして私は怒りながら、「坊ちゃん、そんな事

ばかりしていると『祟り』があるよ。みんな、

坊ちゃんと同じ命をもっとるんやからね」と

言い聞かせたのでございます。

坊ちゃんの態度ですが、わかったのか、

それともわかっていないのか、彼は軽い

返事を一つしました。

そして私は、「ちゃんとその死骸を埋めて

やるのですぞ」と坊ちゃんに言い聞かせたので

ございました。

それから数日後、庄屋さまの家の裏手の大通りで、

ガシャーン!!と大きな音がしました。

ビックリした私は家を飛び出て、そこに

駆けつけたのでございます。

するとそこには大きなダンプカーが、

電信柱にぶち当たって、車のクラクションが

鳴りっぱなしでした。

私はそのダンプの後方から、それを見ておりました。

電信柱に張ってある看板のてっぺんがダンプの向こうに

見えておりました。

タイヤは溝に落ち込んでおり、

ダンプのぶつかった電信柱は道に倒れそうです。

私はダンプの前部を見ようと、少し駆けて行きました。

ダンプの運転席を横目に、ぐしゃぐしゃのフロント部分を

覗き込んだ私は、その場で凍りつくしかありませんでした。

その電信柱とダンプカーの間に、一人の少年が

、挟まっておりました。

その少年は頭をぐちゃぐちゃにされて、見るも無残であります。

坊ちゃんだ!

道の脇に落ちていたランドセルと、

身体つきで見当がつきました。

「ああ・・・・・・なんという事だろう・・・・・・」

その直後、私はさらに驚いたのでございます。

坊ちゃんの左手に、なにか、うろこのような模様が

付いておったのです。(タイヤの跡で

しょうか・・・・・・でも、そうにはみえませんでしたが。)

事故死には間違いございませんが、あれ程、無残な

事故が村の中で起きるとは、よもや夢にも思いませんでした。

そして坊ちゃんのお葬式の日、私どもは陰ながら式に

参列したのでございます。

やがて私のお焼香の順番がまわってまいりました。

するとご主人が、気が狂ったように私どもにすが

りついてこられたのです。

「そうやったの、やっぱりそうやった!あんたらの

言うとおりやった!息子はえげつないことをしとった。

おおおおぅ・・・・・・」

御主人は喪服を乱し、頭も上げず、泣き続けます。

「あの子の机の引き出しからな、よおけ干からびた

蛇の頭がでてきたんじゃ・・・おおおおー!!

あの子はタタられたんじゃあぁぁ!」

葬式会場が騒然となったのはいうまでもありません。

私もあの時ばかりはどうしてよいのかわかりませんでした。

さて、皆さんはこのお話を聞かれてどうお思いになりましたか?

私は宗教的な考えをもつ人間でございますので、

この事件についてはそれなりの

自己解釈をしております。

坊ちゃんの死因、それはまさしく、『祟り』だと思います。

後日談ですが、その『祟り』はとうとう、庄屋さまの家全体に

広がってしまいました。

翌年の夏、家が火事で焼け落ちたのでございます。

『祟り』以外の何ものでもございませんでしょう。


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鬼子として生まれた事は罪ではない。鬼子として育てた事に罪が有る

 鬼子が呪われた存在と言うなら、何故、その子が呪われなければならなかったのか、庄屋様が呪われなければならなかったのか、その当たりが判らない事には、単なる不条理なお話に終わりそうです。つまり、鬼子として周りが扱った結果の鬼子なのではないかと思えるのです。だとすれば、本当に呪われるべきは迷信に捕らわれるその村の人々の様な気もします。

2017-05-14 22:14 from miss.key | Edit

何を当たり前の事を
昔話みたいに書けるのがわからない

2017-05-16 03:13 from -

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