【一番怖い話】凄く明るくて元気一杯な女の子だった。長編 - 超怖い話 実話

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【一番怖い話】凄く明るくて元気一杯な女の子だった。長編

ちょっと今から25年前の小学3年生だった頃の話を聞いてくれ。

C村っていう所に住んでたんだけど、Tちゃんっていう

同い年の女の子が引っ越してきたんだ。

凄く明るくて元気一杯な女の子だった。

IMG_2052.jpg


このTちゃんは霊感が強いとかのレベルではないくらいに

霊力とも言うべきものを持ってたんだ。

正直、ここまで書いただけで近隣に住んでいた人なら

「知ってる!」っていうくらい地元では有名な子だったよ。

俺、同じクラスだったんだけど、小学3年生だとそんな

話ウソって思うわけで俺ももちろん信じてなかった。

で、Tちゃんが「じゃあみせてあげるよ」って事になって

好奇心旺盛な男子がTちゃんの後をついて行った。

その時俺は怖くて付いていけなかった。

次の日、俺のクラスは大騒ぎ。

Tちゃんは一旦家に帰ってポラロイドカメラを

持ってきて3枚の写真を撮ったそうだ。

その全てに思いっきり鮮明に霊が写っていた。

今でも鮮明に覚えている。

一枚目:木の横でうなだれてる中年の男性

二枚目:顔がグニャグニャに見える甲冑姿の人

三枚目:叫んでいるような顔が画面一杯に写ってる奴

流石にこれを見せられては信じるしかない。

この一件で男子からは大人気、女子からは怖がられる

存在になってしまったんだ。

もちろん男子の中にも怖がって近寄らない奴も

相当数いたけどね・・・。

でも、Tちゃんはそんなこと全く気にする様子もなく、

本当に元気でよく笑う女の子だった。

正直、俺もTちゃんの事が好きになっていた。

このTちゃん、村はずれの一軒家に住んでたんだけど

半径100mは一軒も家が建ってないような場所でだいぶ

打ち解けた男子が「何でこんな場所に家建てたの?」

って聞いたのよ。

Tちゃんは、「お母さんがここに住まないと

悪いことが起こるから」と答えた。

どうやらTちゃんのお母さんも凄い力ももっているようだった。

その頃、俺んち借家だったんだけど家を建てる計画が

出てて土地を探してたのよ。

で、小学生の俺はTちゃん家の近くに

住みたいとか思っちゃった訳で「村はずれに

空き地あるよ!」とか母に助言してTちゃん家の近くに

家を建てさせようとしたんだ。

それで母がその土地を調べてくれたんだけど、

不思議な事にTちゃん家の周辺は全て県が

保有する土地だったそうだ。

んで、県に問い合わせてみたらあの土地を売る気は

無いと断られたそうだ。

県の保有する土地にTちゃん家のみ一軒。

あの頃はダメなんだ位にしか思わなかったが、

今考えるとおかしな話だ。

この一件を翌日Tちゃんに話したら笑いながら

「それはそうだろうね、ダメだよ!あそこに住もうとか

考えたら」って言われた。

正直、聞くまでも無く何かしらあるんだろうとは

思っていたけど、こんな事になるとは夢にも

思わなかった・・・・。

ある時、Tちゃんの事が好きな男子が皆で

Tちゃん家に遊びに行きたいと申し出たのだ。

Tちゃんは普段見せたことの無いような顔で

「危ないから絶対ダメ!」と断った。

しかし、どうしても行きたい男子(俺含む)は

勝手にTちゃん家に隠れて行っちゃおうということに

なり学校帰りに皆で向かったんだ。

最初に驚いたのはTちゃん家を中心に大きく

トゲトゲのついた金網がはりめぐされ、

Tちゃん家へ向かう道以外に進入経路が

絶たれていたことだ。

Tちゃんに隠れて家に行くのが目的だった

俺たちは、道以外の場所から入ろうと言う事に

なり金網をよじ登ってTちゃん家の裏側に

回りこむようにTちゃん家に向かった。

地面は土に小石が沢山混ざったような感じで

草一本生えてなかったのが印象に残ってる。

多分丁度金網とTちゃん家の真ん中位まで歩いた

時、一緒に来た男子の一人が悲鳴を

上げながら走り出した。

それにつられる様に俺も含め全員その男子の後を追う。

金網を傷だらけになりながら登って学校まで逃げた。

最初に逃げ出した男子にどうしたのか聞くと

黒い霧みたいなものが俺たちを包み

込もうとしてたらしい。

結局その霧を見たのは一人だけだったが、

その男子は俺たちの中では一番頭が

良くウソを言うような奴じゃなかった。

まぁ、それ以前にTちゃんに危ないと

言われていたので疑う理由も無いわけだが・・・。

次の日、学校でTちゃんに話そうとしたんだけど

俺らが話す前に凄い剣幕でTちゃんが怒り出した。

「なにしてるのよ!!!」

初めて見るTちゃんの怒り顔だった。

その後Tちゃんに言われるがまま授業を

受けずTちゃん家方面に引っ張っていかれた。

金網のより200m位手前で立ち止まり、

ここで待つように言われる。

1時間半位待ったと思う。

一人の女性が俺たちの前に来た。

Tちゃんのお母さんだ。

俺たちを見るなり「本当にごめんなさいね。

大丈夫だからね。」と正直凄く不安に

なるような事を言い出した。

そのままTちゃんのお母さんとTちゃん

家へと向かう。

家の壁にはお札みたいな楕円形の紙が

沢山貼ってあった。

家に入ると白い衣装を着たTちゃんが正座していた。

Tちゃんのお母さんは家に着くなりTちゃんに

向かって思いっきりビンタをして「あんた!

何したかわかってるの?!」と怒声をあげた。

Tちゃんは鼻血を出しながらお母さんに

「ゴメンナサイ。ゴメンナサイ」と泣きながら

謝っている。

「私じゃなくてこの子達に謝りなさい!」

とTちゃんのお母さん(以下T母)が言って

俺たちに何度もTちゃんが「ごめんね。

ごめんね。」と繰り返した。

幼心ながら状況解らないし、悪いのは

俺たちだし、大好きなTちゃんが鼻血を

出しながら謝ってるのに耐え切れず、

皆大声を出して泣いてしまった。

T母は何処かに電話を入れる。

俺たちには聞こえない位置だったので

何を話しているのかまでは解らない。

その後、俺たち全員の家と学校へ電話を

入れて、俺たち全員の母親と兄弟のいる

人はその兄弟も呼ばれた。

1時間位で全員が揃った。

どうやら県庁からも連絡が行った事を後から知る。

その後もう1時間位経った頃、Tちゃんと

同じような服を来た20手前に見える女の

人が到着する。

その女の人が俺たちを見るなり「だいぶ

持っていかれてますね・・・急ぎましょう」と言った。

もう、何がなんだかわからず泣くしかなかった。

俺の母親も泣いてるし怖くて仕方なかったのを

覚えてる。

多分お払いだったんだと思うけど、TVで

見るようなお払いとは全く違っていた。

一言も喋らないし、正座したまま目を瞑って動かない。

ただ、その間俺は意識が朦朧(もうろう)として

耳の奥というか頭の中心からうなり声

みたいな声が聞こえていた。

やがて、そのうなり声がだんだんと

大きくなっていき、最終的には聞こえなくなった。

時間にして10分位だと思う。

T母に「とりあえずこれで大丈夫ですが、

お母さん達は残って下さい」と言われ俺たちは

午後からの授業を受けにTちゃんと学校へ戻った。

先生には事情が伝わっていたらしく「大変だったな」

と慰められたのを覚えてる。

その次の日からTちゃんは人が変わって

しまったかのように暗く無口になってしまった・・・。

俺たちが話しかけても無視され、笑顔を見ることは

一切なかった・・・。

そして3ヵ月後、先生から転校した事を告げられる。

俺たちは、自分がTちゃんをあんな風にして

しまったとずっと後悔の日々だった。


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