【不気味な話】抱えていたのは灰色の毛が生えた動物。長編 - 超怖い話 実話

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【不気味な話】抱えていたのは灰色の毛が生えた動物。長編

今から15年くらい前かな。当時、親戚が水道設備を営んでいて、

そこで短期バイトしてた俺は他県の村というか、住宅が数十棟

ぐらいしかない小さな集落みたいな感じの一画にある

一軒家に社長(親戚)、

IMG_1635.jpg


社員A(社長の息子)、社員B、俺の四人で浄化槽の

埋設工事に行ったんだ。

で、午前中は浄化槽を埋めるための大きな穴を掘る作業。

施工主は留守で10時になったから皆で休憩のために

現場近くの小川に横一列に腰掛けて、

買ってあった缶コーヒー飲んでたんだ。

皆で談笑してると社員Bが穴掘ってる時に小さな動物の

骨がたくさん出てきたのでペットの埋葬場じゃないかなんて

話してたら、後ろから木の棒みたいのが尻に当たる感触が

したんで振り向いたら、20~30歳ぐらいの小太りの男が

鎌持ってこっち見て立ってるわけよ。

で、下見たら俺に当たったのは棒じゃなくて錆びきった鎌で、

それ見て頭来て「何してんだ!てめえ!」って叫んだわけね。

小太りの男が一瞬ビクってしたあと、また持ってた

鎌投げつけて来たのよ。

男と俺たちの距離は8mぐらいあって錆びてる鎌とは

言えあきらかに危ないし、知的障害者かもと思ったけど、

そのまま黙って立ってたから近寄って「なんなんだよ!」

って怒鳴ったのよ。

そしたら騒ぎを聞きつけた近所の婆ちゃんが出てきて

「その子は許してあげて」とか言うのよ。

婆ちゃんの話を聞くと、その男はやっぱり知的障害者で

集落から少し離れた場所に母親らしき人と住んで

いるとの事だったが、母親らしき人と伝えたのは

婆ちゃん自身も男と一緒に歩いてる女の人をたまに

見かけるだけで、挨拶しても喋らないからわからないとの

事だった。

怪我もなかったし穏便に済ましてやろうと言う社長の

一言でその男は開放され帰って行った。

知的障害とは言え、鎌投げられて殺されかけたかも

しれない俺は納得はいかなかったが・・・

休憩も終わり仕事に戻った。

ちなみに落ちてた鎌二本はまた投げられたら

危ないから浄化槽と一緒に埋めようと言う事に

して拾っておきました。

で、午前中の仕事が終わり昼飯を食べて午後2時

ぐらいだったか、穴も掘り終わりいよいよ浄化槽を

埋めようとした時、また男が現れた。

しかも今度は婆ちゃんが話していた母親らしき女も一緒に。

謝りにきたのか?と思ったけど二人とも黙って

立ってるだけで、現場の一軒家に入ってくる様子はない。

女は不気味な雰囲気を出していたのよ。

それもそのはず右手は男と手を繋いでいるが左手に

抱えていたのは灰色の毛が生えた動物。

しかも首ないの。

最初は人形かと思ったけど気付いたときはゾっとした。

でも、作業の邪魔をするわけでもなく一軒家の外から

黙って見てるだけなので気にせず作業を続けようってことで

埋設する浄化槽を吊り下ろすためにロープを掛けてたのよ。

作業中はあの首無し動物でも投げられたら気持ち悪いな・・・

なんて気が気じゃなかった。

で、何事もなく浄化槽を埋設し終わって余った土をトラックに

乗せてたら、土の中から社員Bが

また骨見つけたのよ。

動物の頭蓋骨。

何の頭蓋骨かわからないけど、猫っぽいし、魚っぽいし、

でもサイズ的に人間じゃないね、なんて言ってたときピンと

来た「これ猿だ・・・」

そこでみんなさっき女が抱えていた首無しの動物を

思い返しまたゾッとした。

ちなみにその時はもう二人は辺りにいなかったので

なぜかほっとしたのを覚えている。

頭蓋骨は気味が悪いからトラックに積まずに小川に

捨てておいた。

で、埋設工事が終わり二人に出くわす事もなく無事に

帰ったわけですが、それから何ヶ月か経ったときに社長と

話す機会があって、あの時の工事気持ち悪かったっすね、

なんて話してた。

すると社長が工事後、施工主に聞いた話だと、あの二人は親子では

なく姉弟らしく近隣の住民もいつから住んでいるのか知ってる者は

少ないとの事だったらしい。

施工主の家に埋まっていた骨はやっぱり猿だったようで、

施工主が庭で発見した猿の首を処理に困って埋めて

おいてあったそうだ。

施工主の家には度々動物の死骸が投げ入れられていたそうで、

昔警察に相談したところ犯人は姉弟で、姉妹の母親が泣いて

謝ったので二度とさせない約束で許したそうです。

その母親っていうのが「その子は許してあげて」と言った、

婆ちゃんだったとか・・・。

まあ、不気味な姉弟の話でしたが、話の途中で一番驚いたのは

自分が母親だって事を俺たちに正直に言わなかった婆ちゃんの

事でした・・・。


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