【不気味な話】麻雀が好きで最寄り駅近くの雀荘でバイトをしていました。長編 - 超怖い話 実話

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【不気味な話】麻雀が好きで最寄り駅近くの雀荘でバイトをしていました。長編

4年前、私が大学生の頃の話です。

当時、都内で一人暮らしをしていました。

麻雀が好きで最寄り駅近くの雀荘でバイトをしていました。

ちなみに男です。

IMG_1394.jpg


大学もこの最寄り駅から通学しており、学校帰りにそのまま

行けるので立地にも満足していました。

問題はこの最寄り駅やバイト先から自宅へ帰るルートなの

ですが、普通の道路を通って帰ろうとすると、長い上り坂を

緩いカーブを描いて登って行かなくてはいけません。

これは自宅から離れていくような曲がり方になっており、

非常に遠回りとなってしまいます。

そこで、普段から自宅と駅のちょうど間にある公園を

突っ切っていました。

この公園ですが、駅側から行くとお寺の横の細い道が

入り口となっております。

細い道の両側は2mほどの高さのコンクリート塀が

立ち、左手はお寺、右手は墓地となっています。

細い道を100mくらい進むと公園が見えてきます。

公園はイチョウや桜の木で囲まれており、少し進むと

開けたところに砂場やブランコがあります。

道は続いており、さらに木々が茂った道となり、右手には

昔は看護師の独身寮となっていた建物があります。

といっても独身寮の入り口は公園とは反対側にあるので

入ることはできません。

さらに、今は使われなくなり窓には板が

打ち付けられています。

この建物のベランダが公園側に向いていますが、

ボールよけの網があるため敷地に入ることは

できません。

先に進むと階段があり、登るといくつかの遊具がある

広場へと出ます。

こちらも周りはコンクリートの塀と木々に被われています。

さらに進むと分かれ道となっている場所へ出ます。

右に曲がると隣接する神社の境内へまっすぐ行くと

道路へと出ます。

自宅がこの公園の出口からすぐの所にあるため、

このルートを使用していました。

前置きはここまでで、本題に入ります。

4年前の11月でした。

その日は午後から天気が崩れてしまい大雨でした。

私のその日のスケジュールは、授業とバイト。

授業を終えた頃に雨が降り出したので、持ってきた

折りたたみ傘を使い移動します。

バイトもいつも通りにこなし、夜24時に仕事を終えました。

まだ雨は降っていました。

雨が激しかったため、持っていた折りたたみ傘では

防ぎきれないと思い、バイト先で傘を借りることにしました。

バイト先の傘とは、急な雨の際にお客さんに貸す傘で、

雀荘名と管理番号が書かれたテプラが貼ってあるものです。

大きめのビニール傘で、番号は1~10番まであります。

お客さんに貸す際に、誰にいつ貸したかを控えて

おくために番号がついています。

私は店長に了解を得て、7番の傘を借りて店を出ました。

当然ですが、辺りは真っ暗でした。

さらに大雨ということもあり、寒かった記憶があります。

公園へと続く細い道へと入りました。

電灯が無いため細い道に入るとすぐに、

それまでよりもさらに暗くなります。

こんな日だし遠回りでも車通りのある道で帰れば

良かったと思いましたが、いつもの癖で公園まで

来てしまいました。

ここまで来てしまったら、さすがに引き返すのは

面倒なので、そのまま帰ろうと足を進めたのを覚えています。

公園内は階段で分けられていますので、ここでは仮に

階段を上る前にある広場を1階とします。

1階には遊具の他にトイレと電灯とベンチがあります。

トイレにも電気があるため、入り口の細い道よりは少し

明るく感じますが、それでも夜は暗く寂しい場所と

なっています。

普段から歩き慣れていますが、人とすれ

違ったことは数えるほどしかありません。

さらには雨ですので、人がいるなんて全く

考えていませんでした。

でも、赤い服を着た女性がベンチに座っていました。

女性はベンチに座り、自分の膝に肘をついて

顔を手で被っていました。

傘を持っていないのか、ずぶ濡れでした。

一瞬驚きましたが、このまま見て見ぬ振りを

することができず、「どうしましたか?」と声をかけました。

返事はありません。

私はバイト先の傘をベンチに立てかけて言いました。

「もう1本傘を持ってますので、これを使ってください。」

返事はありません。

少し不気味でした。

傘を残しその場から離れ、家を目指しました。

公園内の階段を上る途中で、やはりあの女性が

心配になり、警察に連絡しようとしましたが、

携帯がありません。

バイト先で充電をしたまま忘れてきてしまったようです。

最悪でした。

でも携帯電話は必要でした。

その日は確か木曜日。

月・火・水・木というバイトスケジュールだったので、

どうしても取りに行きたかったのです。

バイト先へ戻る為に、来た道を引き返します。

傘を貸してからほんの2、3分しか経ってい

ませんでしたが、ベンチに女性はいませんでした。

その後小走りで公園の駅側の出入口まで

行きましたが、女性は見当たらず・・。

公園内にはトイレがあるため、そこに

行ったのかと思い深くは考えませんでした。

バイト先へ戻り、携帯を回収しました。

寒かったのでホットコーヒーを飲みながら店長には

傘の件を簡単に説明しました。

店長は傘を見知らぬ女性に渡したことよりも、

そこに女性がいたことについて怖がっていました。

さらにはその状況で近寄るとかありえないし、

そもそも公園のルートで帰るとか

アホじゃないのかと言われる始末。

ちなみに店長は女性です。

怖がらせたくは無かったので、女性が無反応

だったことや、終始手で顔を被ったまま

だったことは伏せておきました。

店長にアホ呼ばわりされましたが、

少し出来事を振り返りました。

深夜24時過ぎに大雨の中、人気の無い

公園でずぶ濡れになっている女性・・・。

しかも話しかけても返事は無く、顔も手で

被ったまま・・・。

・・・たしかに不気味です。

その後は公園を通らずに帰りました。

家に帰って1時間ほど経ちました。

既に部屋の電気は消し、布団に入っていました。

『ピンポン』

インターホンが鳴ります。

自宅は1ルームだったのですが、

玄関が1階でドアを開けるとすぐに階段があり、

部屋は2階という造りでした。

備え付けのインターホンがカメラ付きだったので、

人が来たときは階段を降りずに確認ができます。

モニターを見るとさっきの女性が映っていました。

手で顔を被っていました。

『ピンポン』

手で顔を被ったままなのに、インターホンが鳴ります。

おかしい・・・。

私はモニターを見つめたまま固まっていました。

1分ほどするとモニターの画面が消えました。

インターホンの仕様で呼び鈴に出ないと勝手に

画面が消えるのです。

その瞬間でした。

『ガチャガチャガチャガチャ』

『ガチャガチャガチャガチャ』

『ガチャガチャガチャガチャ』

もう泣きそうでした。

布団をかぶり、震えつつもじっとしていました。

30分くらい経つとまたインターホンが2回鳴りました。

『ガチャガチャガチャガチャ』

『ガチャガチャガチャガチャ』

『ガチャガチャガチャガチャ』

朝4時まで続きました。

5時なると店長が退勤の時間なので、電話をしました。

店長はまだ店の中にいて、帰る準備をしていたそうです。

店長に電話をしたのは、傘の件を話しているのが

店長だけだったからです。

この時は、携帯を取りに戻って本当に良かったと心の

底から思いました。(自宅には固定電話を

引いていませんでした。)

「さっき傘を貸した女性が、家のドアをガチャガチャし

続けてくるんです・・・」

出来事を話すと店長も泣きそうでした。

怖いので迎えに来て欲しいとお願いをしているところ・・・

「きゃああああああああああああ!!!!!」

店長が叫びました。

これは後から聞いた話なのですが、私と話している

途中に『ゴン』という音が店のドアから聞こえたそうです。

店のドアはガラスでできていて外が見えるのですが、

そこには手で顔を被ったずぶ濡れの女性が

立っていたそうです。

悲鳴をあげ目を一瞬そらすと女性の姿は

なくなっており、ドアの外にはバキバキに

折れた傘がおいてあったそうです。

その後、さすがに引っ越しましたがバイトは

卒業まで続けました。

今でも客として通っていますが、

あれ以来奇妙な出来事は起きていません。

店長を含めてよく飲み会をしますが、

毎回この話が話題にでてくるほど怖い体験でした。

以上です。

長文失礼しました。


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