【不気味な話】実家からは結構距離あって朝は毎日6時に起きてた。長編 - 超怖い話 実話

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【不気味な話】実家からは結構距離あって朝は毎日6時に起きてた。長編

前住んでたアパートの話。

派遣だけど、少し給料がいい所見つかったから

働く事になったんだ。

実家からは結構距離あって朝は毎日6時に起きてた。

IMG_2404.jpg


でも朝は苦手だし、仕事は終わるの遅いし、早起きが結構苦に

なって会社と実家の中間位の所にアパート借りる事にした。

その借りたアパートの隣に変な奴がいたんだよね、そいつが

とにかく変だったんだよ。

何て言うかな、自殺願望あるくせに怖くて最後の一線を越

えれない感じの奴。

アパート借りた初日に管理人さんが俺に言いに来る位の奴でさ、

本当良く追い出されないでいたよなって思う。

管理人さんが良い人だったからかな。

結構自殺騒ぎにも迷惑したし、救急車を呼んだ事もある。

とりあえず、どんな感じかを順をおって説明する。

1.日曜の真昼間にいきなり「いてーーっっ」と大声を上げる、

見に行ったら剃刀で左手首の薄皮切ってた。

2.夜中にアパートの裏から物凄い音がして見てみると、

破材置き場のトタン屋根の上で悶えていた。

3.首吊りしようとして天井の一部を抜かし管理人に

ブチ切れられる。

まだあるけど、とりあえずこの位

で、正直迷惑でしかなかったし、嫌だったんだけど、

本当に死なれたら死なれたでお隣りさんという事もあって

後味悪いなって思ったんだ。

で、ある日仕事が早めに終わってアパートに帰ったら

丁度そいつも帰って来たみたいで鉢合わせたんだよね。

最初軽く頭下げるだけだったんだけど、思い切って気になる

事聞いたんだ。

「何でそんなに死にたいんですか?」

今でも結構ストレートだったなって自分で逆の

意味で感心する。

本人からしたら無神経な言葉だ。

そしたらそいつ物凄い落ち込んで泣き出したから逆に

俺がオロオロして、俺ん家に上げたんだ。

で、身の上話をされたんだよね。

初めて話す相手にする内容じゃないと思うような

事だと思うけど・・・。

簡単に言えば親が離婚して母親に

引き取られた、その後母親が再婚したけど、

その再婚相手から虐待されて今も生活に必要な

金以外は全部取られてるらしい。

通りで時々怖面のおいさんが来てると思った。

でも正直に言うと非現実的な感じがして、普通にこんな

事言ったんだ。

「なら逃げればいいんじゃない?金払うと思えば遠くへ

行けるし」

そう言ったらまた泣き出す。

再婚相手は母親にも暴力振るうらしくて、金を

払わなかったら母親に八つ当たりするらしい、確かに

それは可哀相だが、自殺する事と比べたら

どうだろうかと思う。

で、この後言った一言が不用意だったんだよね、

今更だけど「俺だって死にたくなる事あるけど、

頑張ればどうにかなるよ」と。

そう言った瞬間そいつパーッと明るくなってさ、

凄い笑顔で見てくるんだよ。

多分仲間がいたとか思ったんだろうか。

で、その時は元気になったと思ったからそのまま

帰したんだけど、次の日から怒涛の押しが始まった。

まるで見張ってんの?って言いたくなる位に鉢合わせる。

まあ普通に会って軽く話す分はいいんだけど、何かいつも

ニヤニヤしながら話しかけて来るから、正直気味悪かった。

で、初めて話した日から一週間位した時かな。

また鉢合わせて、軽く話してたら「日曜に家に来ませんか?

貰い物のお菓子があるから」って言われて、予定は無いし、

しかも聞いたら好きなお菓子だったから了解したんだよね。

で、日曜に初めて部屋に上がったんだけど、綺麗というか

見事に物が無い。

家具すらほとんど無くて食器も台所にタオル引いて

逆さにした分だけ。

あったのは炊飯器と冷蔵庫と扇風機と布団と

折りたたみ机がある位だった。

でも巻き上げらる話聞いてたし、気にしない事にしてお菓子を

頂いたんだが、何か様子がおかしいんだよね、

挙動不信というか。

余りに変だったから「どうかした?」って聞いたら、

いきなり訳分からん事を言い始めた。

「いや、○●さんはどんな風に死にたいのかなと思って」

何言ってんだ、コイツと思った。

「死にたいって何?俺そんな事言ってないよ?」て言ったら、

涙目でキチガイになったみたいに叫び出した。

「死にたくなるって言ったじゃないか」みたいな事ずっと叫んでた。

で、その瞬間、「何かヤバイな」と思ったから素早く玄関に

走ったけど、用意周到にチェーンみたいなのを付けて

たから開けるのが遅れたんだ。

ガチャガチャしてやっと開いたと思って外に飛び出す時に

ふとそいつ見たら、充血した目で凄い睨んでた、

左手は見えなかったけど、何か持ってた感じだった。

本当に怖かったのはその後なんだけどね。

家に帰ってしっかり鍵閉めて気を張ってたんだけど

何事も無かった。

まだまだ気は張ってたんだけど、戸締まりは万全だった

から布団に入ってたら、いつの間にか寝てたんだよね。

すると夜中に「ゴッ」て音で目を覚ました。

その時はまた隣かなって思ったけど、今回は気に

しないようにしようって思ってまた寝たんだ。

そしたら朝方、玄関のドアをノックする音で目を覚ました。

恐る恐る玄関に近付いたら警官だった。

警官は真っ先に俺が大丈夫かを聞いて来たが何が

なんだかわからなかった。

ドア開けたら新聞配達の人もいて、事情を聞いたら、

その前に見た方が早いと言われて玄関を見たら

包丁が深々と刺さってた。

鍵穴もぐちゃぐちゃになってた。

新聞配達の人は強盗か空き巣と思って警察に連絡したらしい。

警官から色々質問されて、心当たりは無いか聞かれたから

真っ先に隣の奴を上げた。

十中八九間違い無いし、隣にそんなんがいるのに

安心して暮らせないし、金が無いから

引っ越しも出来ない。

警官が状況検分とか色々言って刺さったままの包丁と

鍵穴の写真を撮ったりしてた。

俺の証言じゃ完全な証拠が無いと捕まえたり

出来ないらしいから、とりあえず

毎日パトロールってなった。

そんな事あっても仕事は休めないし、でも怖かったから

朝と夕方警官に迎えというか待機してもらってた。

田舎だからか結構親身になってくれたんだよね。

そんな感じで一ヶ月位経って、鉢合わせも無いし、

何の行動も無いし、俺も警官も大丈夫

だろってなったんだよね。

それでもパトロールはしてくれるみたいだけど、

朝、夕方の待機は止めたんだ。

でも油断してた時が一番危ないって本当なんだよね。

待機を止めて3日後位だったかな、その日は

残業でかなり遅くに帰ってたんだ。

家に帰り着いて玄関の鍵開けた瞬間に

隣のドアが開いて凄い勢いで走って来たんだよ。

真面目に「ヒッ」って声出してバタバタ入ろうとしたけど、

隙間に右足入れられて、思い切り包丁突き付けられた。

閉めるのを諦めて、部屋の奥に逃げた。

すると鍵とチェーンみたいなのしっかり閉めて、

包丁向けたままこっちに来たのね。

人間って本当に死に直面したらガタガタ震えるのを

初めて知ったよ。

充血して血走った目向けながらブツブツ言ってんの。

部屋真っ暗で月明かりだけだったから本当に

ホラーだったよ。

もう無我夢中で色んな物投げたよ、食玩とか本とか。

投げた中で一番重かった目覚まし時計が目に

ヒットして奴がうずくまった隙に窓からダイブ。

今度はトタン屋根で俺が悶えてた。

その音で他の住人が出て来て、巡回中の警官が

やって来て、奴は敢え無く御用となった。

懲役望んだんだけど、精神鑑定の結果で

精神病院行きが決まった。

これで平穏な日々が帰って来ると思ったけど、

そうはうまくいかなかった。

3ヶ月位して、そいつ病院抜け出して会社に

押しかけてんの。

丁度、営業出てた時だから良かったけど、

本当怖かった。

そいつ格好が格好だったから受付に不審に

思われてまたも御用となった。

その後は重病者の部屋に移ったらしい、

多分拘束着を着せられるのかな。

でも俺はそれがいけなかったようでクビでは無いけど、

遠回しに会社を辞めさせられる事になった。

そんなこんなで、今は実家で就職活動中。

アパートの管理人さんとは今も仲良くて、たまに

飯食い行くけど、その時聞いた話によると、

例のヤツは食事時に舌噛んで死んだらしいと噂。

今回得た教訓は下手な好意は人によっては

逆効果って事だった。


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