【超怖い話 実話】親元を離れ家賃2万の風呂無しアパートを借りて住んでいた。長編 - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話】親元を離れ家賃2万の風呂無しアパートを借りて住んでいた。長編

高校生の時、親元を離れ家賃2万の

風呂無しアパートを借りて住んでいた。

その部屋には何故か黒い

ソファーが備え付けてあった。

IMG_2106.jpg


6畳の部屋には似合わない本皮のどっしりとした大きなソファーで、

大家のおじいさんが言うには前の前の前くらいの住人が

「いらないので」と置いていったとのこと・・・。

住人が引っ越す度に「持って行けよ」と言うのだが「いや、

いらないです」と断られるらしい。

それを聞いた自分は「うわあ!オカルト話でよくあるやつ!」

なんて思ったが、貧乏でテーブルしか持っていなかったので、

ありがたくベッド代わりに使わせてもらうことにした。

ソファーは左側の壁にピタリと寄せて置いてあり、

動かそうにも一人ではビクともしなかった。

住み始めて数日経った夜、ソファーで寝ていると突然背中に

痛みを感じた。

チクチクと爪楊枝で刺されてるような嫌な痛み・・・。

「虫?」と思いながら体を起こし電気をつけてソファーや

Tシャツを確認してみたが何も見当たらず、そのうち

痛みもなくなった。

その日から不思議なことが起こるようになった。

背中のチクチクに加え、金縛り、うめき声、モヤモヤとした

黒い影が部屋に入ってくる、誰かが背中に顔をベタリと

付けてくる、包丁で刺される夢を見る・・・。

全てソファーで寝ている時に起こる。

「やっぱりこのソファー・・・」と思い、引越しを考えたが

そんな金があるわけもなく、仕方なくソファーにシーツを掛け、

なるべくソファーに近づかないように生活をしていた。

ある朝、便所に行こうと廊下へ出ると大家さんと大家さんの

孫と出くわした。

「あ、おはようございます。あれ?どうしたんですか?」

「いやあ、隣のAさんから急に電話着て、もうアパートに

戻らないから片付けてくれだってよ」

自分はそれを聞いて思わずガッツポーズをしそうになった。

何故ならこの隣のAさん、かなりアレな人だったからだ。

40歳~50歳くらいの太った眼鏡のおばさんで、

もう10年以上住んでいるらしいんだけど、挨拶も無し、

少し物音をたてただけで壁をドン!、ドアに「うるさい!」

「掃除!」と書かれた張り紙をしてくるなど酷かった。

一番鮮明に覚えているのが、廊下でAさんが突然

ひっくり返ったのを見た時だった。

偶然近くにいた自分が「大丈夫ですか?!」

と駆け寄り、手を差し伸べるとバチーンとすごい

勢いで弾かれた。

「なんだコイツ」と思いながらも見守っていると、

近くにコンビニの袋が落ちているのに気付いた。

何の気なしに拾ってみるとエロ漫画とコンドームが

入っていた。

それをまた凄い勢いでAさんは奪い取るとドシドシと

部屋に戻っていった。

そんな人だったので「引っ越してくれてありがとう!」

と心から感謝していた。

鼻歌交りに部屋に戻りダラダラしていると、

隣が何やら騒がしい。

何かあったのかな?なんて思っていると、「B君(俺)!

ちょっと来て!」と大家さんの孫が呼ぶ声が聞こえた。

「どうしたんですか?」と隣の部屋に行くと、大家さんの

孫が血相を変えてどこかを指差している。

パッと指差した方を見てめちゃくちゃビックリした。

壁に釘が何十本もぶっ刺してあった。

呆然と見ていると大家さんが「よく見てみろ。色々書いて

ある」と言うので近寄って見てみると、釘のぶっ刺

してあるところを中心に壁にバーっと細かい字と

汚い絵が沢山書いてあった。

絵は小学生が描いたような女と男の裸の絵で、

上から爪か何かで引っ掻いた跡があった。

細かい字の方はもう「死」とか「呪」とか「殺」とか・・・

いかにもな字が並んでいた。

「○○死ね」というが沢山あって、もちろん俺の名前も

あったのだが大家さんが言うには「B君の前の

住人たちの名前があるな」と言っていた。

それを見て何となく気付いた。

この壁の向こうって丁度ソファーがあるあたりだ。

あの現象ってソファーが原因だったんじゃなくて、これが

原因だったんじゃないかって・・・。

恐らく前の住人たちはこの事実を知らずに、

ソファーに原因があると思って置いていったんだろうなあと

思うと何とも言えない気持ちになった。

Aさんがアパート出て行ってから、しばらくぶりに

ソファーで寝てみたが何も起こらなかった。

やっぱりあれが原因だったのかと確信した。

ちなみに大学を出るまで住んで、出るときに大家さんに

「ソファー持ってくか?」と聞かれたけどこの部屋の

しきたりみたいになってるから後輩に託すような

気持ちで「いや、いらないです」って断った。


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