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【怖い話 実話 じわじわ来る怖い話】俺と兄貴はジャッキー・チェンが大好き 長編

小学生の時(80年代。

年齢がバレバレだな)の話。

俺と兄貴はジャッキー・チェンが大好きで、

ジャッキーの映画を見まくっていた。

IMG_1376.jpg



地元の映画館に、ジャッキーの映画を観に行くのが楽しみだった。

映画館の通路に段ボールが積んであったのだが、
(売店のお菓子か何かの段ボール)
ジャッキーの映画を見終わった後の、
ジャッキーに影響されたor興奮した子供たちが、
その段ボールを殴ったり蹴ったりするので段ボールはボロボロだった。
(どうでもいいよな、こんな話。これから書く不思議な話とは全く関係ない、スマソ) 俺たち兄弟は映画を見るだけでは飽き足らず、
映画をコミックにした『ムービーコミックス』も買っていた。
(分かるかな?映画本編のフィルムをコマ割りし、セリフを挿入した本)

勿論、俺たちは全巻揃えていた。それ位俺たちはジャッキーに入れ込んでいた。
(ジャッキーのムービーコミックス・シリーズは秋田書店から出ていた。今はもうない)

ある日、兄貴がジャッキーのレコードを買ってきた。
(80年代初めはやっとCDがポツポツ出始めたカンジで、まだまだレコードが主流だった)

そのレコードは、ジャッキーの映画で使われた
音楽(サントラ)を集めたオムニバス版だった。

俺たちはそのレコードを聞きながら、

「この曲は、○○のシーンで使われたな」

とかイチイチ確認していた。

俺はジャッキーの作品の中でも、
『拳精』という作品が一番のお気に入りだった。

この作品のストーリーを説明すると、
ある夜、少林寺の経蔵に保管されていた
門外不出の必殺拳『七死拳』の極意書が何者かに盗まれた。

『七死拳』に打ち勝つことが出来るのは『五獣拳』だけだが、
その極秘書は今はもう存在しなかった。

そんな折、宇宙から隕石が落ちてくる。

その隕石に刺激されて出現した妖精=拳精が、
ジャッキーの目の前に現れる。

ジャッキーは拳精から五獣拳を学び、
盗まれた七死拳の極意書を手に入れて、
拳法界の制覇をもくろむ悪漢と対決する、ってなカンジ。

この『拳精』の主題歌は『チャイナガール』。

そのアップテンポで軽妙なリズムが、
白塗りで赤い髪の毛の妖精=拳精のコミカルな仕草とマッチしていて、
俺のお気に入りで、この曲ばかり聴いていた。

その日も俺は、いつもの様に『チャイナガール』を聴いていた。

が、おかしい。

曲のある部分だけが全く聞こえない。
(丁度1:55~2:01あたりの音。リズミカルな電子音)

この音は拳精が現れる時の効果音として使われていたのだが、
この音がスッポリ抜け落ちている。

何度聴いても、この1:55~2:01あたりの音だけスッポリ抜けている。
(音が聞こえない。無音状態)

何度も聴いている曲なので、聴き間違えるはずはない。

俺はレコードの針が悪くなったのかなと思い、針を換えたけども直らない。

レコードが汚れているのかなと思い、レコードを拭いても直らない。

何故か聞こえない1:55~2:01のパート。

でも『チャイナガール』以外の他の曲は全く異常なく聞こえる。
(いつもと変わらない)

俺は兄貴を呼んで来た。

兄貴にもこの不可解な出来事を確認してもらうためだ。

兄貴と一緒に『チャイナガール』を聴く。

やっぱり1:55~2:01のパートだけ聞こえない。

兄貴も

「ホントだ。おかしいな」

と言う。

「音が聞こえんやん」。

どうもこの出来事を解せない俺と兄貴は、
イロイロ相談して、ある結論が出た。

それは

「レコードから拳精が抜け出てしまったので、音が聞こえなくなった」

という結論。

拳精=妖精だから、レコードから出て行ってしまったのではないか、という短絡思考。

そして

「拳精をレコードに呼び戻せば、抜け落ちたパートが聞こえるようになるのでは?」

と考えた訳ですな。

今から思えば全くアホらしい結論だが、子供なりに一生懸命考えた結論だった。

そこで俺たちは、レコードプレーヤーに向かって土下座してお祈りをした。

「拳精さん、拳精さん、出て行かないで下さい。どうぞレコードの中に戻って来て下さい」

と、声に出してお願いした。

ひとしきり祈った後で、『チャイナガール』をかけてみた。

すると、今まで聞こえなかった1:55~2:01のパートが聞こえる!

元に戻っている!

前と同じように聞こえる!

何故か直っている。

今まで何度も聞いても抜け落ちていたのに。

俺と兄貴は、

「拳精さん、拳精さん、戻って来てくれてありがとうございます!」

と大声でお礼を言った。

それ以来、1:55~2:01のパートが聞こえなくなるという怪現象は起きなかった。

果たして本当に、拳精はレコードから出て行き、また戻って来てくれたのだろうか。

ただのレコードプレーヤーの不具合だったのだろうか。

このレコードはまだ実家にある。

今度帰省した時に、久し振りに聴いてみようと思う。

グダグダ説明調で書いたのに、読んでくれた人ありがとう。


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