【怖い話 じわじわ来る怖い話】合コンで知り合った男性 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 じわじわ来る怖い話】合コンで知り合った男性 短編

去年の夏、合コンで知り合った男性と、

心霊スポットへ肝試しに行きました。

その男性の運転する車で、

私と私の友人と3人で行ったのですが、

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目的地へ向かう途中、男性が唐突に

「このへんに小人の家があるから行ってみるか?」

と言ってきました。

私たちはそんな所聞いたこともなく、
最初は居酒屋か何かと思っていました。

しかし、詳しく話を聞いてみると、
何でも実際に小人が暮らしている家があり、
知る人ぞ知るオカルトスポットになっているとのことでした。

興味を持った私たちは、
彼にそこへ連れて行ってもらうことにしました。

しばらくすると車は住宅街に入って行き、
酒屋の自販機の前に止まりました。

「このへんやから、こっからは歩いて行こか」

場所が場所だけに、私たちは一瞬??となりましたが、
彼に従い車から降りました。

そして5分ほど歩いた所に、それはあったのです。

軒並み4軒の一軒家が並んでいたのですが、
奥から2番目の家だけが、
他の家の半分ほどしか高さがないのです。

横幅は同じくらいなのですが、
奥行きも恐らく1mくらいしかありませんでした。

表札もなく、玄関のドアも1mくらいしかありません。

なのに庭は他の家と同じくらい広くて、
明らかにその家だけが異質で、浮いていました。

「今もここには小人の家族が住んでるらしいで」

彼の言うとおり、2階の窓には明かりがついていました。

ニヤニヤしている彼を横目に、
私たちはあまりの不気味さで顔が引きつっていました。

何かのモニュメントか何かとも思ったのですが、
それにしては精巧に出来過ぎていて、
しかも、作り物では出せない生活感に溢れていました。

私たちは気分が悪くなり、
目的の心霊スポットへは行かず、
その日はそのまま帰宅しました。

それからもうその日のことは忘れてしまい、
というか、何だか禍々しくて意識的に記憶から消してしまい、
その日限り彼とも連絡は取っていませんでした。

しかし、あれから1年経った先月、
ちょうどあの時の友達と久しぶりに一緒に遊ぶことになり、
必然的に小人の家の話になりました。

私たちは何となくもう一度その存在を確かめてみたくなり、
二人で、今度は昼間一緒に見に行くことにしました。

薄れた記憶を頼りにそこへ向かい、
何とかあのとき車を停めた酒屋を発見することができました。

店名も珍しかったので記憶に残っており、
あの時の酒屋に間違いありませんでした。

しかし、そこからあの日のとおりに道を進んでも、
いっこうに小人の家が見つからないのです。

どこも普通の一軒家が並ぶだけで、
1時間ほど近辺を探し回っても結局見つかりませんでした。

だんだん日も暮れてきたので怖くなり、
その日は残念ながら帰ることにしました。

しかし、やはり小人の家が気になって、
地元の友達や知り合いに聞き込んだのですが、
誰1人として知っている人はいませんでした。

あの時の男性にコンタクトを取ろうともしましたが、
連絡先も分かりませんし、色々な伝を頼りましたが、
結局辿り着くことはできませんでした。

結局今は、きっと取り壊されたのだろうと、
無理やり2人で納得しています。

オチはないのですが、それにしても不気味というか不可解というか、
モヤモヤはいまだに残っています。


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