【怖い話 洒落にならない怖い話】「立ち入り禁止!木登り禁止!」長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 洒落にならない怖い話】「立ち入り禁止!木登り禁止!」長編

オレが小学校の頃の話。

オレの通う小学校は坂の上にあった。

で、皆その坂を上って登校するんだけど

その途中に大きな木があったのね。

IMG_3501.jpg



ロープが張られて

「立ち入り禁止!木登り禁止!」

って札が立ててある。

ほとんど足をかけれるような場所もなく、
誰もそんなファンキーな事しねーよと思ってた。

三年生くらいの頃かな、
下校中ふとした瞬間に木を見上げると上の方に子供がいる。

いや、人が居るというより子供の人影がある。

木のてっぺん近く、
少し太めの枝に座ってるような影。

オレは見間違いだと思って気にしなかったんだ。

でも次の日の下校中もやっぱりその影はあった。

気のせいじゃないと思ったオレは
一緒に下校してた友達に聞いてみた。

オレ「あの木の上に子供みたいな人影が見えない?」

友達の答えは

「何も居ないよ。気のせいだって」

訝しく思いながらも帰宅。

親に言っても信じてもらえないだろうし言わなかった。

そしたら一緒に下校してた友達のAから電話が。

A「今日木の上の話してたじゃん?
あの時言えなかったけどオレにも見えるんだ…」

でもいくら話しあったって真相が分かるはずもない。

次の日の夕方、下校する生徒も居なくなった頃
Aと二人でその木の近くまで行ってみた。

周りは薄暗かったけど
木の上の子供の影は濃く、
はっきりと形が見えてた。

で、その影はこちらに向かって手を振った。

何故かは分からないけど、
一瞬で背筋が凍ってヤバイと思った。

隣を見るとAは影に向かって手を振っている!

オレ「バカ!帰るぞ!!」

半ば引きずるようにしてAの家まで行き、オレも帰宅。

次の日学校へ行くとAが来ていない。

休みという事だったけど
滅多に休まないあのAが?

下校中、見てはいけない気がしながらも
木の上へ目をやった。

人影はなかった。

帰りにAの家へ寄ってみたけど
熱が出てて会えないとAのお母さんに言われた。

三週間ほどAの休みは続いた。

その間に4,5回はAの家を訪ねた気がするが
Aのお母さんはいつも

「熱が出てて寝てるのよ。ごめんね。」

しか言わず、オレも何も聞けなかった。

あの影が手を振った日から一ヵ月ほど経った頃、
Aの転校を知らされた。

皆に挨拶もなく急に転校するなんて
おかしいと思ったのを覚えてる。

誰も理由を知らないし、教師達も教えてくれなかった。

それから10年近く経った今、Aとは全く音沙汰無し。

最近になって、昔あそこで木登りをしていて
落下して亡くなった子供がいたと聞いた。

木を切ろうにも工事中の事故が多かったり、
工事の器具が動かなかったりで全然進まなかったそうだ。

それが本当かどうかも分からないし、
Aがどうなったのかも分からない。

Aのその後と繋がりがあるのかどうかさえ。

子供の影は存在に気付いてほしかったんだろうか?

あの時オレがもし手を振っていたらどうなってたんだろう…

そう思う事が今でもたまにある。


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