【怖い話 洒落にならない怖い話】歩いて入る小さなお化け屋敷 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 洒落にならない怖い話】歩いて入る小さなお化け屋敷 長編

当時は怖かったような、よくわからない話。

高校の遠足で連れて行かれたテーマパークに、

歩いて入る

小さなお化け屋敷がありました。

IMG_1346.jpg


本当に小さい見るからにしょぼい作りの建物だったのですが、
どうせ学校行事で連れて来られただけだったので、
時間をつぶせればなんでもよかったんです。

友人A、Bと3人で連れ立って入り、
狭い通路だったので私を真ん中にして
縦に数珠繋ぎになりながら歩きました。

中のしかけもとりたてて記憶に残るようなものもないし、
しかけとしかけの間がともかく暗いので、
友人とはぐれないようにしっかりと手を繋いでいました。

が、私たちの前後にも同級生たちが沢山いて大変騒がしく、
しかけにびっくりさせられる以外は
怖いなどという要素は全くありませんでした。

すると、瞬きしているのもわからないくらい暗い通路で
先頭を歩く友人が突然立ち止まりました。

私は友人が前に進まなくては歩くわけには行かないし、
と思ってとりあえず立ち止まりました。

2,3メートルほど前にある
足元の非常口の照明だけが唯一の明かりです。

他に見えるものがないので、
立ち止まっている間ずっとその明かりを見つめていました。

ですが、前後から同級生のざわめきが
始終聞こえているので怖くはありません。

怖がって前に進めなくなるような娘ではなかったので、
おかしいなと思いながらも待っていたのですが、
後ろからきた同級生に

「何立ち止まってんだよ、進めよ」

とせかされました。

なのに、友人は進む気配がありません。

ともかく歩かなきゃまずいと思った私は、先頭のAに、

「先に行くよ」

といい置いてBだけを伴って
お化け屋敷をでてしまったのです。

さほど間をおかずにお化け屋敷を出てきたAに

「どうしてさっき立ち止まってたの?」

と聞くと、

「前に人が立ち止まっていて進めなかった」

といいます。

中は本当に混んでいたので、
ありえないことではなかったし、
瞬きしているかどうかもわからないくらい暗かったものですから、
友人をよけて歩いた私が気づかなくても
無理はないかと思い、その場はそれで済んでしまいました。

が、後日なんとなくそのときの話を蒸し返してみると、
友人Aと私たちの記憶が一致しないのです。

Bと私の記憶は一致するのですが、
Aの記憶だけが一致しません。

友人は立ち止まった理由は人がいたから間違いないというのですが、
後ろから同級生にせかされた記憶は全くないといいます。

すぐ後ろで怒鳴られたにも関わらずです。

立ち止まって待っている間は
とても静かだったといいました。

私が先に行くといったのは聞こえていたようですが、
そのとき急に前にいた人の気配が消えたような気がして、
自分も後を追って出たといいます。

その瞬間自分の前にいたはずの人のことは
どうでもよくなってしまったらしく、
まったく不自然だとも思わず
お化け屋敷を出てしまったといいます。

普段の友人の言動からすると、
狭い通路で立ち止まってる人に声もかけないで
待っているような娘ではないし、
後ろから怒鳴られて黙っているようなタイプでもないのです。

実際に人がいたかどうかよりも、
物事をとても理路整然と整理する友人が
そんな自分の行動を全く疑問に思っていない方がちょっと不思議でした。

それに、あの狭い通路で友人の前に人がいたなら、
2,3メートル先にあった足元の非常口の明かりは
見えなかったのでは…と、後になって思いました。

が、後々になって気がついたところで、
無駄に友人Aを怖がらせても仕方ないと思い、
そのときのことはBと口裏をあわせ今も話していません。


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