超怖い話 実話 長編
昔から通っていた中学校で「視聴覚室」がありました。
そこは広い部屋で地下室にあり、窓が一つもない教室でドアだけありました。
夏休みが明日から始まる最後の日、その日視聴覚室を使った時に忘れ物をした生徒が
視聴覚室へ取りにいきました。
その日はとても暑く、じっとしていても汗が出る程でした。
忘れ物を探していると
「バタン」とドアの閉まる音が・・・
見回りの先生が、中にいるのに気付かずドアを閉め、鍵をかけてしまったのです。
慌ててドアに駆け寄りましたが、おじさんはもう他の場所へ・・・・
長い夏休みが終わりました。
久々に開かれた視聴覚室。
そこには凄まじい光景が広がっていたそうです・・・
頭を掻きむしって、ぐちゃぐちゃになった黒くて長い髪の生徒・・・・
ドアには血で固まった無数の手の跡 ・・・

真夏の暑さと息苦しさ、飢えのためにカサカサになった体で、息絶えていたそうです。
それから、自習室は取り壊されました。
昔あった視聴覚室の校舎も今では立て替えられていますが、「トントン」とドアを叩く音が未だにあるそうです。
超怖い話 ランキング ★★★★☆
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