【怖い話 不気味な話】お墓がお家 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 不気味な話】お墓がお家 短編

彼の知り合いの女性Aさん。

彼女はいわゆる「見える人」らしく、

友人間では有名とのこと。

そのAさんが高校生のときの話。

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秋口のある日、いつもよりちょっと帰りが遅くなっため近道を歩くことに。
その道は途中、小さな墓地がある。
そろそろ陽も暮れかけてきた時間、その墓地の前を通りかかったとき・・・・。
何気なく中に視線を移すと子供の姿が。

年の頃なら小学校低学年くらいか。

特に不気味な感じもなかったのでAさんは中に入り、その子供に「もう遅いからお家に帰んなきゃね」と声をかけた。

「うん」と子供は素直に答えた。
多分この辺の子供だろうと思い「ボク、お家はどこなの?」とAさんが尋ねると「ココ」と目の前の墓を指差した。

この時点で何やら気味が悪くなり「それじゃお家に帰るんだよ」と言い残しAさんは墓地を出た。

「お姉ちゃんバイバイ」

子供は墓地の入り口のところに立って手を振っている。

「うん、バイバイ」と彼女も手を振り返した。

なんだ、普通の子供じゃないか・・・安心した。
歩くにつれて墓地は遠くなっていく。
それでもその子供はまだ手を振っている。

「お姉ちゃんバイバイ~!」

もう何度も叫んでいる。
その都度Aさんは振り返り、手を振り返していた。
しかしもう墓地からは数百メートルも離れた。
子供の声がほんの微かにしか聞こえなくなったとき、手を振り返すのをやめた。

「お・・・ちゃ・ん・・・イ・・バイ・・・」

もういいよね。
そう思った瞬間だった。
バン!と背中を叩かれた。

「な・・・なに!?」と思って振り返るとあの子供が真後ろに立っている。

「お姉ちゃんバイバイって言ってるでしょ!」

あの距離を、こんな一瞬でどうやったってここまで来られるはずがない。
Aさんは混乱した。

しかしここからまずは離れなければ・・・。

「あ、ゴメンネ・・・」

精一杯の作り笑いで小さく手を振り小走りで帰った。
それ以降、その近道を通ることはなかったそうです。


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