【怖い話 戦慄の恐怖体験談】朝はカーテンを開けない生活 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 戦慄の恐怖体験談】朝はカーテンを開けない生活 短編

私の住んでいる所は

ベットタウンといわれている

人口密集地帯なのですが、早朝マラソンを

している人をよく見かけます。

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2階のベランダからその走る姿をコーヒーを飲みながら眺めていると一日が始まるという感じがしていました。

毎朝だいたい同じ顔ぶれなので、暮らしていくうちに顔を覚えていきましたが、怖い体験はその決まった時間にマラソンをしている一人の男性についての話です。

最初、決まった時間に走る彼を見て、「毎朝エライなぁ」と感心していたのですが、何回か彼を見かけているうち、私はその彼のおかしな部分に気づきました。

汗をかかない。
呼吸をしてない。
足音がしない。

この3つでした。

ベランダから少し距離もあるので勘違いかと思ったのですが、他のランナーと比べることができるのでおかしいことは確かでした。

もしかして幽霊かとも思いましたが、見かけはマラソンをしている丸刈りで健康そうな青年だったので恐怖より不思議な感じでした。

きっと、彼は走り方を研究して、そうなっているのだとも考えていました。

でも、私は気になってしかたがなくなり、近くにいって確かめようと思いました。

彼の走る決まった時間を見計らって、ゴミ捨てをするフリをして、待ち伏せしたんです。

やはり定刻に彼が向こうから走ってくるのが見えました。

かなりドキドキしました。

でも、私の勘違いだろうと楽観的な部分もありました。

だんだんと近づいてきたときに、彼の両手首がキラキラと光っているのがわかりました。

なんだろう?と最初思いましたが、それよりも3つの気になることがあったので気にしませんでした。

目を合わしたくなかった私は、30mくらいに彼が近づいてきたとき、ゴミ集積所を片付けるフリをして背中を向けました。

音だけである程度確かめられると思ったからです。

それにやはり怖かったし、、、

通り過ぎるだろうと思ったタイミングに何の気配も音をしなかったので、正直パニック状態に陥りました。

冷や汗が出て膝が震えました。

彼の通り過ぎた後の背中も見ることができないくらいでした。

しばらくその場で時間を置き、気持ちを落ち着かせ、ゆっくり辺りを見回しました。

彼はすでに走り去った後で誰もいませんでした。

何が起こったか整理がつかず、しばらくその場でボーとしてしまいました。

家に帰ろうとしたとき、さっきの彼と同じ方向から走ってくるおじさんがいました。

額から汗が光り、胸を上下させて苦しそうに走っているのが見えて、少しホッとしました。

横を通り過ぎるとき、私は軽く会釈をしました。

会釈して顔を下げた瞬間、そのおじさんの両足首にキラキラと透明の糸が巻かれているのが見えたのです。

彼の手首に見えたキラキラと光ったものがフラッシュバックし、ドキッとして、反射的に走り去ったおじさんを見るために振り返りました。

首、両手首にも同じ透明の糸が見えていました。

そして、何よりの恐怖は、そのおじさんの走る先、遠く路地のつき当たりで、体を奇妙にクネクネと曲げ、その糸をたぐりよせる仕草をする彼の姿が見えてしまったことでした。

それ以来、彼もそのおじさんもどうしたのかわかりません。

朝はカーテンを開けない生活を続けています。


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