【一番怖い話】母親が予想以上に悲痛そうな顔をしていた 短編 - 超怖い話 実話

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【一番怖い話】母親が予想以上に悲痛そうな顔をしていた 短編

面白い出来事を思い出したので

投稿してみる。

僕が小学5年生の頃、九州の方から

Kというやつが転校してきた。

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当初は妙な方言を使っているという理由で苛められていたが、小学生だけあってすぐに打ち解けた。
僕とYとDとKは特に仲良くなって毎日のように一緒に遊んでいた。

そんなある日、近所の寂れた神社で暇を持て余してたらKが『ヒモロギアラシ』をしないかと提案してきた。

『ヒモロギアラシ』と言われても当時小学生だった僕らは、ヒモロギという言葉の意味すら知らなかったのだから、当然チンプンカンプン。

「それはどんな遊びだ?」とKに尋ねたところ、「神様を探す遊びだ」とのこと。

後で分かったのだけど、K自身も詳しく理解していなかったらしい。
とにかくやってみようということになってKにやり方を教わった。

手順は簡単で神社の境内でどんぐりを集めて、そのどんぐりを神様の居そうな場所に土を盛って立てるというものだった。

さっそく僕らは境内を探し回って、各々の場所にどんぐりを設置した。

僕は霊感とかそういうものには疎いので深く考えず木の根元に設置。
Yは神様なら社にいるだろ、と社に設置。
Kは鳥居の脚付近に設置。
Dは腰を掛けるのに丁度良さそうなサイズの苔むした岩の上に設置していた。
その岩があまりに厳かだったから、なんとなく皆Dが正解のような気がしたらしく「Dいい場所みつけたな!いいな!」とか言ってた。

それでこの後どうするんだとKに聞くと、「明日までこのままにしておく」、と言い出したので、皆白けてかくれんぼして帰った。

次の日僕はどんぐりの事もすっかり忘れていたので早々に帰宅しようとしていたら、Dに捕まって神社に集合することになった。
一番期待度が高かったのに、結果を見ず忘れ去られるのがDにとっては不満だったらしい。

放課後、神社に四人集まってから一つ一つを確認していった。
僕とYとKのどんぐりは何事もなくそのままの姿で残っていたが、Dのどんぐりだけは土が崩れて倒れていた。

K曰く、どんぐりが倒れていたら正解だとのことでDは大喜びで「ほら見ろ!俺の勝ちだ!」と誇らしげだった。

するとKがなにやら神妙な顔して「倒れたのを見たのはじめてだ。今まではこんなことなかった。どうしよう。」と、ぶつぶつ言いだした。

不安そうなKを見てDも先ほどとは一転して「もしかして俺なにかまずいことしたか?」とオロオロ。

Kが「実はこれ、前の学校で危ないからするなって先生に言われてたんだ」と言うと、Yが「Dが正解したからって嫉妬してるんだろw」とおちょくっていた。

僕はどうでも良かったというか、その日はドラゴンボールの放送日だったので早く帰りたかった。
なんとなく気まずい空気の中その日は皆何事もなく帰宅した。

翌日、学校へ行くとDの姿がない。
朝礼が終わったあとに先生からDは病気で休みだと告げられたので、昨日のことを思い出して不安になった僕らは、Dの家へ見舞いに行くことにした。
出迎えた母親が予想以上に悲痛そうな顔をしていたので、これはただ事じゃないとわかった僕は急に罪悪感に駆られて丁寧に持成してくれるDの母親の顔を直視できなかった。

言われるがままに二階のDの部屋へ案内されそこで見たのは、尻を倍ほどに腫らしたDの姿だった。
腫れの熱で意識が朦朧としてるのか、Dは僕らの存在に目もくれずうんうん呻っていた。

母親が言うには今朝起きた時には既にこんな状態だったらしい。
どうすることもできず僕らはDの家をあとにした。

帰り際にKが「俺のせいだ。Dは祟られたんだ。」と泣きそうな顔していた。

その後、Kが父親に訳を話したようで、父親はしこたまKを叱りつけDの母親に謝りに行き、神主を呼んで御払いをするとすぐにDの腫れは快方に向かい一週間後には学校に来れるようになっていた。

あとでKの父親から事情を聞いたDが教えてくれたが、『ヒモロギアラシ』はKの前の学校で誰ともなく始めだした遊びらしく、霊的な意味合いより設置した物を踏んで怪我人がでたので禁止されたらしい。

どんぐりに特別な意味はなくて境内にある尖ったものなら何でも良かったそうだ。
Kの尻の腫れも祟りだったのかどうか未だにわからない。


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