【怖い話 じわ怖】身代わり地蔵。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 じわ怖】身代わり地蔵。短編

毎年、我が家の前に出店がでる。

宵宮があるからだ。

我が家の目と鼻の先に、地蔵尊がある。

身代わり地蔵。

IMG_3711.jpg


みんなそう呼ぶ。結構なお社があり、その中に奉られている。

通学路の途中なので、近所の子供たちは、
学校に行く前にお地蔵さんに挨拶するんだ。

おはようございます!
今日もよろしくお願いします!

って。

車通りが非常に多いのに、
子供が巻き込まれた悲惨な交通事故は、
私の知る限り28年間『0件』だ。

で先日、町会の当番でお地蔵さんのとこに掃除に行った。

お地蔵さんを見るのは子供の頃以来だから、20年ぶりくらい。

正直ビックリした。

私の記憶ではボロボロではあったが、ちゃんと地蔵の形をしていた。

顔も認識できた。

柔らかな表情であったはずだ。

それが、建物の中にあるにも関わらず、
なんだか良く分からない形の長い石になっていた。

どこから顔で、体で、足であるのか分からない。

長年風雨にさらされていたのであればまだ分かるが‥。

損傷がひどい。

ボーっとお地蔵さんを見てたら、
町内の今年90歳になるおばあちゃんに怒鳴られた。

「おめぇもワラシの頃変わってもらったんだはんでぇ、お礼ばしとげよ?!」

なるほど。

言われてみれば小学生の頃、
1度車に接触された事故にあったが、何故か無傷だった。

私は心の中で丁寧にお礼を言い、
3歳と1歳の息子たちのこともお願いしておいた。

あと一ヶ月ほどで、今年も宵宮がある。

そのときは焼きそばを買って、家族でお参りに来よう。


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