【怖い話 ほん怖】昭和三年生まれの父は昭和18年頃、短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 ほん怖】昭和三年生まれの父は昭和18年頃、短編

昭和三年生まれの父は昭和18年頃、

帯広の近くのにある農家に

働きに出ていたのですが、

その近辺に広がったという噂話です。

IMG_1953.jpg


その町には酒屋が一件あった。

ある晩のこと、
もう店を閉めてしまった時間にドンドンと戸を叩く音がする。


こんな誰だろうと思った店主が出てみると、
そこに僧侶が立っており、

「これに一杯、酒が欲しいのですが」

と言って、
手にしていたザルを差し出した。

こんなものに酒など入れられる筈が無いと何度も僧侶に言ったのだが、
あまりにしつこく頼んでくるので段々怖くなってきた店主は、
仕方なくいつも使っている秤売りの升でそのザルに酒を注いでやった。

すると酒はこぼれ落ちることなく
そのザルを満たしてしまった。

僧侶は礼を言い、
何処そこで探し物が見つかるだの、
近々誰某の家で葬式が出るなどという、
いつくかの予言めいた事を店主に告げた。

そして最後に、

「この戦争(太平洋戦争)は近々日本の敗戦で終結する」

と言い残して何処へともなく去って行った。

当時、日本が戦争に負けるなどと口にすることは絶対にできず、
公の場では話題にのぼることなく、
噂話としてその町に広がっていたものだそうです。

終戦後、幾つかの場所(北海道内)を移り住んだ父は、
そこで何人かから同じような話を聞いたそうで、
各地にそんな噂が立っていたようだとのことでした。


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