【怖い話 洒落怖】曾祖母(母の祖母)の臨終の際の話。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 洒落怖】曾祖母(母の祖母)の臨終の際の話。短編

曾祖母(母の祖母)の臨終の際の話。

(俺が生まれる前。昭和40年代の話)

当時、曾祖母は既に80代後半。

老衰で病の床に伏せっていた。

IMG_1595.jpg


自分の死期が近いことを、
既に悟っていたようだった。

曾祖母は、病の床から母(当時高校生)に語ったという。

「自分が死ぬのは天命だ。この歳まで生きれば十分。
特に思い残すことはない。ただ、一つだけ、心残りがある」

と。

あの叔母のことだ、
と察しのいい母は直感したようだった。

母の叔母(俺にとっては大叔母か)に、
1人大酒呑みがおり(いわゆるアル中)、
毎日酒ばかり呑んでは暴れ、家事放棄、子供への暴力、と
家庭生活も破綻していた。

親戚中で、問題になっていた。

「Eのことだ。でも心配するな、私が一緒に連れて行ってやるから。」

曾祖母は母にそう告げたという。

母は、曾祖母が、残された自分達を気遣う気持ちのあまり、
突拍子もないことを口走ったのだと思い、
うんうん、ありがとうおばあちゃん、
と頷き、特に本気にはしていなかった。

その数日後、祖母が他界した。

・・・通夜・葬式の準備で家が慌しかったその日、
母は親戚から飛び込んできた知らせに耳を疑った。

大叔母が、突然死したというのだ。

死んだ時間は、曾祖母が死んだ数分後。

死因は心臓麻痺だとされているが、
実際のところ、医者にもよくわからないのだという。

・・・おばあちゃんが連れて行ったんだ。本当に。

母はそう確信したという。


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