【怖い話 洒落怖】私は長野の山間の道で迷ってしまった 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 洒落怖】私は長野の山間の道で迷ってしまった 長編

1人で車で旅をしようと選んだのが長野だった

季節は夏で、私は

長野の山間の道で迷ってしまった

時刻は午後8時27分

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30分ぐらい迷っているが私以外の車には会っていない

人気の少ない山間に迷ってしまったのではと、私は焦り始めていた

地図を見るが今自分が何処を走っているのか特定できない

普段人気の少ない田舎の山道では明かりがほとんどない

自分の車のヘッドライトを頼りにするしかない

幸いラジオが私を落ち着かせてくれた

ラジオから流れる軽快なトークがとても心強く聞こえる

さらに1時間が過ぎようかとしているとき、
ラジオが途切れ途切れになり、聞き辛くなり始めた

こんな山道に着物を着た奴が
一人で歩いてたら怖いなと変な想像をして
そんな奴は絶対にいないと自分に言い聞かせる

まだ先なので薄っすらとしか見えないが、
道の真ん中を歩く人影が見えた

スピードを落としゆっくりと近づく、
道は狭くユーターンできない一本道だ

そいつは暗い山道で赤い花柄の着物を着た女?に見えた

車を降りて、ここは何処なのか聞こうと考えたが

時刻は午後11時58分

こんな山道を1人で着物を着て歩いている人間

そして先ほど想像した恐怖がぶり返し、
1人で呟きながら悩み考える

あいつが人間じゃなかったらという恐怖だ

ヘッドライトが奴を照らしている、
奴は狭い山道の真ん中を今も歩いている

混乱して気がつかなかったが、
普通車に道を譲るよな、まともな人間なら

奴はヘッドライトを気にすることもなく
狭い道の真ん中を歩いている

私は確信する奴が人間ではない、

もし人間だったとしても
まともな人間ではないと

時間が経つにつれて今の状況に慣れてきて
冷静に考えられるようになってきた

私はクラクションを鳴らそうと考えた

だが奴が振り向いて、
もし奴の顔が無かったらなどと妖怪のっぺらぼう

の話を想像してしまった

だが私はこのままでは埒が空かないと判断し
奴が頭のおかしい人間ということにして
道を譲ろうとしない奴にクラクションを鳴らした!

奴が振り向いた!!

と思った瞬間、奴の姿が忽然と消えた!!

私は車から降りて奴が何処に消えたのか確かめようかと一瞬考えたが
それより怖さが先行して車の中で数分間、混乱しきっていた

ヘッドライトの先にはもう誰もいない、
少し落ち着いた私は先を急ぐことにした

このまま走っていれば車の往来の多い道に出るはず、
という考えからだ

私はバックミラーで先程、
奴が歩いていた道を一瞬確かめた

すると私の車の後ろのシートに人影が見えた

車に乗っているのは私1人の筈だ

私は目の錯覚という意識に集中し、
もう一度バックミラーを見た!!

すると赤い花柄の着物を着た奴が座っていた!!!

私はブレーキを踏んで急いで車から降りた

とにかく車から、
そして奴から離れようという強い意識からだったと今では思う

気がついたら私は無宗教なのだが、
お経の南妙法連化経を唱えていた

少し時間が経ち少し落ち着いた私は車に戻ることにした

こんな暗い山でとてもじゃないが一晩過ごす事はできない

車には当然だが誰もいなかった

奴が座っていたシートにも、もちろん誰もいない

車を少し走らせたら、
やっと人気のある村に着くことができた

私は夜中という状況も忘れ
眠っているであろう民家の一軒のドアを叩いた

民家の主人が迷惑そうに出てきた
(当然だろう)

私は自分が体験した話を、
その主人らしき人物に話した

その人はいい人だったのだろう、
村に伝わる言い伝えを話してくれた

この付近では昔から私が体験したような話が
あまり多くはないが
たびたびあったのだそうだ

その主人は私に一晩泊まりなさいと言ってくれて
私は翌朝に無事帰ることができた

あの人には今でも感謝しているが、
不思議なことに顔が思い出せない

何より顔を見たという確かな記憶さえも無い


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