【怖い話 不気味な話】「あの公園」も夢だったと思うようにしていますが・・・。長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 不気味な話】「あの公園」も夢だったと思うようにしていますが・・・。長編

20年近く昔の話なので記憶違いや

勝手に脚色している部分が多々の可能性があり、

自分も夢だと思っているので、

こちらに書かせていただきます。

IMG_1992.jpg


小学1~2年くらいの頃、初めて買ってもらった自転車で旅に出ました。
といっても小学生なので、通学路から離れた場所が未開の地。
実際には家から1キロもない公務員社宅近くの公園にたどり着いただけなのに、アメリカ大陸を発見したコロンブスの気分です。

公園には珍しい木製のアスレチックがあり、「こんな場所誰も知らないだろう!」と、得意気になって翌日学校で自慢。

即座に、公園付近に住んでいるクラスメイトに「そんなもん幼稚園の頃から行ってるよ」とバカにされました。

「俺が発見した新大陸」をバカにされたことが悔しくて、今度こそ誰も知らない場所を探してやろうと、昨日見つけた公園の付近を探索しました。

他にも小さな公園はいくつかありましたが、面白い遊具があるところには大抵学校が終わった小学生が遊んでいます。
誰も居ない公園もありましたが、滑り台とタイヤしかない、自慢したって誰も驚かないようなつまらない公園。
誰も知らないのに、面白い遊具がある場所なんて見つかりませんでした。

帰宅時間の5時も近くなり、仕方ないので昨日のアスレチック公園で遊んで帰ることにしました。
・・・が、おかしいのです。

昨日見つけた公園に来たはずなのに、遊んでいる子どももいなければ、遊具も違うのです。

昨日の公園には、大きな木製のアスレチックがあり、両脇には滑り台やシーソーがあったのですが、
今いる公園は、木製のアスレチックと、公園の手前にひとつだけ薄汚れてボロボロの、カバのようなピンクの動物椅子があるだけ。

しかもアスレチックも、昨日あったタイヤブランコや縄ハシゴではなく、ボロボロの木の建物2つと、その間にかかったターザンロープのような縄があるだけ。
しかし、公園の前には、昨日と同じ公務員の社宅があります。

「これは誰も知らない場所だ!」と思ったのですが、発見した喜びより物凄く不気味な感じがして、怖くなり公園に入らずに帰宅しました。
帰り道もアスレチック公園から自宅までの帰り道と全く同じでした。

翌日学校で自慢できるはずでしたが、なんだか人に言うのも怖くて誰にも話せません。
それからしばらくは、もうあの公園に行くことはありませんでした。

ところが数日たって、クラスの男子が誰も知らない公園を発見して、一躍ヒーローになりました。
私が見た「あの公園」ではありません。
学区外に今もある公園です。

新しい遊び場を見つけた男子がヒーローになっているのをみて、私は猛烈に悔しくなりました。
私だってあの公園を教えたらヒーローになれるんです。

こうなると、もう怖さより目立ちたいパワーのほうが湧き上がり、明日は自慢してやろうと、再び一人で「あの公園」に向かいました。

しかし・・・やはり何度行っても、「あの公園」でなく、みんなが知ってる方のアスレチック公園しかありません。
同じ道を来たはずだし、公園の前の社宅も同じなのに、「あの公園」がないのです。

「きっと、道に迷って付いた公園だったんだ・・・そしてもう見つからないんだ・・・」

帰宅しようと自宅に向かっている途中で、私はお気に入りのうさぎの鞄がないことに気づきました。
おばあちゃんが買ってくれた大事なものです。
多分公園に忘れたのでしょう。

まだ帰宅時間には間に合います。
私は鞄をとりに公園に引き返しました。

・・・そしたら・・・「あの公園」があるんですよ。

同じ道を引き返して、確かにアスレチック公園に来たはずなのに、さっきまでたくさんいた子どもが誰もいません。
でも公園の前の社宅は変わらない。

「来なければよかった」

そう思ったのですが、本当に大切なウサギの鞄。
一応探さなければ・・・と、自転車を公園の脇に停めて、「あの公園」の中を探すことにしました。

公園へ1~2歩入り、そこで私の足は止まりました。

ボロボロのアスレチックの真ん中にあるターザンロープの下に人影があります。
誰も居ない公園に人影があるのも不気味ですが、それ以上におかしいのが、その人影の色が紫と黒の斑模様なのです。

しばらく見ていると、その人影はブヨブヨとスライムのように伸び縮みし始めました。
大人の背丈~私と同じくらいの背丈の間を大きくなったり小さくなったりブヨブヨを伸縮を繰り返します。

怖くて逃げ出したいのですが、足がすくんでその場を動けません。
立ち尽くしていると、声とも音とも付かない「ブヒョヒョビョンビョンブヒョヒョビョンビョン」という音が向こうから聞こえてきます。

音が聞こえた瞬間私は公園を飛び出し、自転車を死ぬ気で漕いで泣きながら家に帰りました。

お母さんにこの事を伝えたのですが「夢を見たんでしょ」と笑われ全く聞いてくれませんでした。

アスレチック公園は、公務員の社宅を建て直す際に取り壊されて、今はもうありません。

ただ・・・この前実家に帰ったとき、車で、元「あの公園」の付近を通った瞬間、一瞬だけ、今はもう無いはずの、昔の「あの公園の前にあった公務員社宅」が見えたんですよね・・・。

気のせいだと思っていますし、「あの公園」も夢だったと思うようにしていますが・・・。
地元には帰りません。
帰っても二度と「あの公園」の近くには行かないことにします・・・。

長々すいません。
本当に怖かったのですが、周りの友達みんな怪談大嫌いなので、誰にも話せなくて・・・。
話したらちょっと安心しました。


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