【怖い話 心霊・怪談】ある大企業のイベントを広告代理店から 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 心霊・怪談】ある大企業のイベントを広告代理店から 短編

オレはイベント業者なんだけど、

十年ほど前の夏に、

ある大企業のイベントを広告代理店から

請け負って全国をツアーしたんだ。

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全国11ヶ所だったかな、その街の大きな祭りにタイアップして同時開催させてもらう。
そのために7月から9月いっぱい、全国のお祭り追いかけて回ってたんだよ。
で、そのなかのひとつが9月の仙台で、市の郊外にある大きくて古い神社の例大祭とのタイアップだったんだけど、
そこでちょっと不思議な体験をした。

大手企業絡みのイベントだから準備もいろいろ手の込んだことするので、一週間ほど前から現地に入って、最終のロケハンや打合せ、ちょっとした施工なんかを進めていたんだけど、もうツアーも後半だったから、スタッフも慣れてたし、万事がうまく行っていた。
あとは、当日晴れてくれれば文句なし。
なにしろ野外イベントなんで、雨に降られちゃあもうおしまいなのね。
おまけに9月の台風シーズンが近づいてたから、とにかく天気だけが心配だった。

それなのに、前日に天気予報を見たら『明日の東北地方は大雨』ときたもんだ。
お祭りも、イベントも、せっかく一生懸命準備して、みんな楽しみにしてたのに大雨かよって、もうスタッフ一同うなだれちゃった。
お天道様に逆らってもしかたないから、ともかく機材ぐらいは撤収しとこうかってことで、宮司さんに「一部片づけはじめようと思います」って言ったんだ。
そしたら宮司さんが「大丈夫だよ、明日は晴れるから」って言うわけ。
ともかく必ず晴れるから大丈夫だよ、ってさ。

・・・長くなるから結末書いちゃうけど、当日、ほんとに晴れたの。
嘘みたいに。

で、お祭りもイベントも大にぎわいで大成功。
いやビックリしたよ。ほんとに。
だってその日、予報どおりの大雨だったんだよ、仙台市内もその他周辺地域もひどい大雨。
ただし、その神社の御神輿が渡御するごく狭い地区だけ、一滴も降らなかった。
地面に線をひいたみたいにくっきりと、神社のまわりだけが、乾いてた。

宮司さんに「なんで降らないってわかったんですか」って聞いたら、「神様のお祭りだから、降るわけがないんだよ」って笑われた。

ああそうなのかって、すごく自然に信じられた。
そういうこともあるんだなあって。


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